9回に一矢報いる一発「最後の打席というのは次の日につながる打席」
エンゼルスの大谷翔平投手は17日(日本時間18日)、本拠地レイズ戦に「5番・DH」でスタメン出場し、9回の第4打席でチームの2試合連続完封負けを阻止する6号ソロを放った。
3打席目まで相手先発クリス・アーチャーに封じられ、メジャー自己最長の8打席連続ノーヒットとなっていたが、最後の最後で豪快弾。チームは1-7で敗れ、3連敗となったものの、意地を見せた。本人は試合後、「明日につなげたい」と話した。
大谷はエース右腕アーチャーの前に2回の第1打席は二ゴロ、4回の第2打席は左飛に倒れる。15日(同16日)のアストロズ戦から自身メジャー最長となる7打席連続ノーヒットに。さらに、6回2死一塁の第3打席もアーチャーの初球のスライダーを積極的に打ちにいったが、一ゴロに倒れて8打席連続無安打となった。
しかし、7点を追う9回に快音を響かせる。2番手の右腕プルイットと対戦した第4打席。1ボール1ストライクから直球を捉えると、打球はセンターのフェンスを越える一発に。9打席ぶりのヒットは、2試合連続完封負けを阻止する6号ソロとなった。
試合後、大谷は「何より勝てなかったので、そこが一番悔しいかなと思います」と、まずは敗戦を悔やんだ。「スカッグス投手も良い投球をしてくれてましたし、本当にもっと早く打ってればもう少し違う展開に持っていけたのではないかなと思っています」。9回の一発よりも、敗れた悔しさが大きかったようだ。
一方で「最後の打席というのは次の日につながる打席」とも言及。反省点などを踏まえながら最後の打席に入ったことを明かし、「結果が良くは出たと思うので、この流れを明日につなげたいと思います」と前を向いた。
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