最後のヒットは2016年10月4日の楽天戦
千葉ロッテの岡田幸文外野手は5月12日の西武戦に代走として途中出場し、8回に回ってきた打席で一ゴロに倒れた。これで47打席連続無安打となった。
岡田は2016年10月4日、本拠地QVCマリンフィールド(当時)での楽天戦で、7回に美馬学から右翼線にタイムリー三塁打を打った。しかし、それ以来足かけ3年にわたって安打が出ていない。
47打席の内容を見てみよう。
〇2016年
10月4日(楽)/QVCマリン
7回 右三塁打
10月5日(楽)/QVCマリン
1回 三振
3回 一ゴロ
6回 三振
7回 中飛
〇2017年
3月31日(ソ)/ヤフオクドーム
1回 三ゴロ
3回 四球
6回 左邪飛
8回 三邪飛
4月9日(楽)/ZOZOマリン
8回 投ゴロ
4月11日(オ)/京セラドーム
1回 投ゴロ
3回 左飛
5回 三ゴロ
4月13日(オ)/京セラドーム
3回 左飛
6回 二直
7回 中飛
9回 三ゴロ
4月14日(西)/ZOZOマリン
9回 敬遠
4月20日(ソ)/ZOZOマリン
3回 三振
5回 中飛
8回 中飛
4月22日(オ)/ZOZOマリン
1回 投犠打
2回 左飛
5回 遊ゴロ
7回 三振
4月23日(オ)/ZOZOマリン
1回 二ゴロ
4回 捕邪飛
6回 一ゴロ
4月25日(楽)/東京ドーム
3回 遊飛
4月26日(楽)/Koboパーク
9回 一ゴロ
5月3日(日)/札幌ドーム
5回 遊ゴロ
7回 遊ゴロ
5月6日(ソ)/ZOZOマリン
8回 遊飛
5月11日(楽)/Koboパーク
7回 遊ゴロ
5月13日(日)/東京ドーム
7回 四球
6月24日(オ)/ほっともっと
9回 二ゴロ
6月28日(西)/那覇セルラー
10回 三ゴロ
7月2日(日)/ZOZOマリン
9回 四球
7月5日(楽)/ZOZOマリン
7回 遊ゴロ
7月7日(オ)/ほっともっと
1回 二ゴロ
3回 中飛
6回 二ゴロ
8回 四球
7月8日(オ)/ほっともっと
9回 投犠打
7月9日(オ)/ほっともっと
8回 二ゴロ
〇2018年
4月25日(楽)/楽天生命
10回 投犠打
5月2日(ソ)/ZOZOマリン
7回 三振
5月12日(西)/メットライフ
8回 一ゴロ
5月12日に凡打して、47打席連続無安打となった。この間、四球が敬遠1を含む5、犠打が3と、チームに一定の貢献はしていた。三振は5、内野ゴロは20、外野への飛球は8だった。
2017年に限れば、岡田は40打席無安打。これは単一シーズンでの連続無安打記録で史上ワースト10位となる。1位は嵯峨健四郎(東映)が1964年3月31日から9月17日まで記録した77打席だが、嵯峨は投手。ワースト10のうち4人が投手で、野手では6番目になる。
連続シーズンでの連続打席無安打記録は、やはり嵯峨で1964年3月31日から1965年8月19日までの90打席。まだかなり数字の開きがあるが、なんとか安打を打ちたいところだ。
岡田は2011、2012年に連続でゴールデングラブ賞を受賞。パ・リーグ屈指の守備範囲の広い外野手として知られていた。また、打者としても2回規定打席に到達し、2011年には41盗塁を記録した。
今季ロッテの外野事情は、ドラフト4位ルーキー菅野剛士を抜擢していた他、俊足の荻野貴司も元気だ。さらに、角中勝也も戦列に戻った。岡田に与えられるチャンスは多くはないが、何とかトンネルを抜けてほしいものだ。
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