途中出場の小田裕也が2年ぶりの打点となる決勝打。千葉ロッテは守護神が崩れ3連敗

パ・リーグ インサイト

2018.5.17(木) 21:40

オリックス・バファローズ 小田裕也選手(C)PLM
オリックス・バファローズ 小田裕也選手(C)PLM

5月17日、ZOZOマリンスタジアムで行われた千葉ロッテとオリックスのカード最終戦。15日に富山アルペンスタジアムで行われた試合は、投打がかみ合ったオリックスが7対2で勝利。4位に浮上した。

移動日を挟んで行われる今日のゲーム、連敗を止めて順位をひっくり返したい千葉ロッテはルーキー・渡邉投手を先発のマウンドに送る。二軍で防御率2点台の好成績を残して、プロ初マウンドを勝ち取った右腕に期待したい。対するオリックスの先発は、7試合に登板して防御率2.85と安定した投球を続けている西投手だ。

注目の千葉ロッテのルーキー・渡邉投手は1回表、先頭の宮崎選手、続く西野選手から連打を浴び、3番・吉田正選手に四球を与えて無死満塁のピンチを招く。しかし4番・ロメロ選手、5番・小谷野選手、6番・T-岡田選手を全てフライアウトで打ち取った。立ち上がりからピンチを招いた渡邉投手だったが、落ち着いた投球で初回を無失点で切り抜ける。

初回の絶好機を逃してしまったオリックスは2回表、1死から8番・大城選手が二塁打を放つと、続く若月選手に適時打が飛び出し先制。さらに、2死1,2塁から打席に入った3番・吉田正選手の放った大飛球が敵失策を誘って追加点。オリックスが幸先よく3点のリードを奪った。

先制された千葉ロッテはその裏、先頭の角中選手が右安打で出塁し、1死1塁から6番・清田選手の適時三塁打で1点を返す。5回裏の攻撃では2死から9番・鈴木選手が右三塁打で出塁すると、続く藤岡裕選手が気迫のヘッドスライディングで適時内野安打。さらに1点を返して、2対3と1点差に詰め寄る。

千葉ロッテは6回から南投手、松永投手、7回途中から田中靖投手、8回・シェッパーズ投手の継投で追加点を許さずに無失点でつなぐと、打線が8回裏、オリックスの2番手・山本投手を攻め立てる。1死から9番・鈴木選手が二塁打を放ち、ここで代走・荻野貴選手が登場。続く藤岡裕選手の進塁打で2死3塁とすると、加藤選手の打席で山本投手が暴投。3塁走者・荻野貴選手が同点のホームを踏み、千葉ロッテが終盤で試合を振り出しに戻す。

しかし、土壇場で追い付かれたオリックスは9回表、先頭の山足選手、続く吉田正選手の連打などで1死2,3塁とすると、5番・小田選手が勝ち越しの2点適時打。なおも1死3塁から続くT-岡田選手にも適時打が飛び出し、この回一挙3得点。千葉ロッテの守護神・内投手を攻略してスコアを6対3とし、9回裏は守護神の増井投手が無失点で締めて試合終了。千葉ロッテとオリックスのカード最終戦は6対3でオリックスが勝利した。

オリックスは8回裏に同点に追い付かれたが、直後の9回表に3点を奪い返す猛攻。結果的に15安打6得点と打線が奮起して快勝した。先発の西投手は7回2失点と試合を作り、中継ぎ陣がリードを守り切っている。

敗れた千葉ロッテは守備のミスもあって序盤に3点を失うが、6回から救援陣が無失点でつなぐ好リリーフ。しかし打線が追い付いた直後の9回表に守護神・内投手が3失点と誤算。3連敗を喫した。

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