10年間指揮を執った栗山英樹氏の後任
北海道日本ハムは29日、来季からの新監督にOBの新庄剛志氏が就任することを発表した。2012年から10年間指揮を執った栗山英樹監督は、すでに今季限りでの退任が発表されている。
新庄氏は1989年のドラフト5位で西日本短大付高(福岡)から阪神入団。2000年オフにFA権を行使して米大リーグのメッツに移籍。ジャイアンツ、再びメッツと3年間米国でプレー、この間2001年のジャイアンツ時代には日本人初となるワールドシリーズ優勝を果たした。
2004年、北海道移転初年度となる北海道日本ハムに加入し、中堅のレギュラーとして活躍。同時に本拠地の札幌ドームを満員にすることを目指す「43000プロジェクト」の一環として、さまざまなパフォーマンスでファンを驚かせた。2006年の開幕直後、4月に同年限りでの引退を表明、日本一を花道に現役を退いた。
引退後はインドネシア・バリ島に移住するなど表舞台から姿を消していたものの、2019年末に自身のSNSで現役復帰を宣言。1年間のトレーニングの末、昨年12月に48歳にして12球団合同トライアウトを受験、話題となっていた。
NPBでは通算13年プレーし、1411試合に出場。1309安打、205本塁打、716打点、打率、254。外野手部門でベストナイン3回、ゴールデングラブ賞3回。大リーグでは3年で303試合に出場し215安打、20本塁打、100打点、打率.245。
また、球団の編成部門をつかさどるゼネラルマネジャー(GM)就任がすでに発表されている稲葉篤紀氏とは、北海道日本ハムでの現役時代に2年間、一緒にプレーしている。新庄氏が中堅、稲葉氏が右翼を守る右中間は鉄壁と言われた。
(Full-Count編集部)
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