10月18日、メットライフドームで行われた埼玉西武と千葉ロッテの第25回戦は、2対1で千葉ロッテが勝利。マジックを「6」に減らし、9月30日以来の首位に浮上した。
千葉ロッテは初回、死球で出塁した荻野貴司選手が盗塁を決めて1死2塁とすると、マーティン選手のセンターへの適時二塁打で先制点を奪う。
一方、先発の美馬学投手は、援護をもらった直後の1回裏、中村剛也選手に同点打を許してしまったが、その後は3回から6回まで無安打投球を続けるなど、相手打線に好機をつくらせず。流れを呼び込む投球で追加点を待つ。
先制以降、毎回走者を出しながらも得点に結びつけることができなかった打線は7回表、ついに相手投手陣を捉える。2死走者なしから中村奨吾選手の二塁打と四球で1、2塁と好機をつくると、レアード選手が初球を捉えてレフト前へ運び、勝ち越しに成功した。
先発の美馬投手は勝ち越し直後のイニングを無失点で切り抜け、7回1失点で降板。8回裏には佐々木千隼投手が登板し、守護神の益田直也投手へとつなぐ。既に最多セーブが確定している益田投手が、ここも圧巻の投球で三者凡退とし、2対1で試合終了。
勝利した千葉ロッテは、先発の美馬学投手が今季6勝目。7回1失点の好投で8月31日以来の白星を手にした。一方敗れた埼玉西武は、投手陣は全体で2失点と試合をつくったものの、打線が3回以降得点圏に進むことができず。3番手の森脇亮介投手が今季初黒星を喫した。
123456789 計
ロ 100000100 2
西 100000000 1
ロ ○美馬学-佐々木千隼-S益田直也
西 與座海人-公文克彦-●森脇亮介-田村伊知郎-大曲錬
文・吉村穂乃香
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