「どんなにかっこ悪くても前だけを見てきたつもりです」北海道日本ハム・斎藤佑樹引退セレモニー全文

2021.10.17(日) 19:04 パ・リーグ インサイト
北海道日本ハムファイターズ・斎藤佑樹投手(C)パーソル パ・リーグTV
北海道日本ハムファイターズ・斎藤佑樹投手(C)パーソル パ・リーグTV

 10月17日、札幌ドームにて行われた北海道日本ハム対オリックスの一戦。1点差で迎えた7回表、今季限りで引退を表明している斎藤佑樹投手が登板。福田周平選手との真剣勝負はフルカウントから四球という結果になったが、本拠地ファンの暖かい拍手に包まれながら笑顔で最後の登板を終えた。

 試合終了後には引退セレモニーが行われ、花束の贈呈や栗山監督らからのビデオメッセージも放映された。スタンドのファンへ、最後のあいさつとして場内を一周する際には、清宮幸太郎選手らファームでともにプレーしたチームメイトから『勇気100%』の歌のプレゼントも。最後は笑顔のあふれるセレモニーとなった。

 以下、引退セレモニーでのコメント全文。

「本日は、このような場を用意していただき、球団関係者のみなさま、ありがとうございます。

 ファイターズファンのみなさん、入団してから引退する今日に至るまで、暖かいご声援をありがとうございました。にもかかわらず、みなさんのご期待に沿うような成績を残すことができず、本当にすみませんでした。

 ファイターズに入団してから11年間、ファンの方に喜ばれたいと思って、チームの勝利に貢献したいと思って、必死で腕を振り続けてきました。そうすることで、自分の居場所が見つかると思い、投げ続けてきました。

『諦めてやめるのは簡単。どんなに苦しくてもがむしゃらに、泥だらけになって最後までやりきる』。栗山監督に言われ続けた言葉です。その言葉どおり、どんなにかっこ悪くても前だけを見てきたつもりです。ほとんど思い通りにはいきませんでしたが、やり続けたことに後悔はありません。

 そして、ファイターズには尊敬できる素晴らしい方々がたくさんいました。優しく、叱ってくれる先輩がいて、かっこいい同期がいて、後輩もみな誇らしい選手ばかりです。そんなみんなのおかげで、僕も入団したときよりは少しはましな大人に成長できたんじゃないかなと感じています。

 そんな素敵な方々に出会えたのも、野球を始めさせてくれて、続けさせてくれた両親に感謝したいです。お父さんお母さん、ありがとうございます。

 最後になります。『斎藤はもっている』と言われたこともありました。でも本当にもっていたら、いい成績も残せたでしょうし、こんなにけがもしなかったはずです。ファンのみなさんも含めて、僕がもっているのは最高の仲間です。みなさんと過ごした時間は、僕の一生の宝物です。

 長い間、本当にありがとうございました。きっとまた、お会いしましょう」

 2010年ドラフト1位で北海道日本ハムに入団。ルーキーイヤーの2011年4月17日にプロ初登板初勝利を果たすと、2012年には開幕投手を務め完投勝利を収めた。その後は故障に苦しみ、2020年は自身初めて一軍登板なし。2021年10月1日、11年間のプロ生活に別れを告げることを発表していた。

通算成績:89試合 15勝26敗 364.2回 209奪三振 防御率4.34

文・丹羽海凪

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