10月1日、京セラドーム大阪で行われたオリックスと福岡ソフトバンクの第21回戦は、2対1でオリックスが勝利。チームは5連勝を飾り、2位・千葉ロッテと0.5ゲーム差の単独首位に躍り出た。
オリックス・宮城大弥投手と、福岡ソフトバンク・石川柊太投手との投げ合いで始まった一戦は、両投手が似たような投球内容で試合を展開。初回を3者凡退に抑えると、2回は走者を出しながらも、後続を併殺打に打ち取って無失点で切り抜けた。
3回以降も無失点投球を続けていた宮城投手は、5回表に味方の失策も絡んで1死3塁のピンチを背負う。何とか踏ん張りたいところで松田宣浩選手に適時打を浴び、先制点を与えてしまったが、それ以上の得点は許さずに味方打線の反撃を待つ。
すると6回裏、伏見寅威選手の二塁打を契機に2死3塁の好機をつくると、宗佑磨選手に適時打が生まれる。5回まで1安打に抑え込まれていた石川柊太投手から1点をもぎとり、同点に追い付いた。
7回裏には、杉本裕太郎選手、モヤ選手の連続安打で無死1、2塁から、犠打と申告敬遠で1死満塁にチャンスを拡大。ここで相手投手の暴投により3塁走者が勝ち越しのホームを踏み、7回1失点で降板した宮城投手が勝ち投手の権利を手にした。
1点リードのまま迎えた9回表は、平野佳寿投手が登板。1死2塁と得点圏に進まれたが、無失点で締めて試合終了。2対1でオリックスが投手戦を制した。
勝利したオリックスは、先発の宮城投手が7回7安打1失点と粘投。球団としては1997年の星野伸之氏以来となる24年ぶりの左腕12勝に到達した。一方敗れた福岡ソフトバンクは、打線が再三好機をつくるも、得点に結びつけることができず。連敗で3位・東北楽天とのゲーム差が「2」に広がった。
123456789 計
ソ 000010000 1
オ 00000110X 2
ソ 石川柊太-●岩嵜翔-モイネロ
オ ○宮城大弥-ヒギンス-S平野佳寿
文・吉村穂乃香
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