犬鷲打線が爆発。15安打9得点を挙げた楽天が今季初の同一カード3連勝。

パ・リーグ インサイト

2018.5.13(日) 16:28

東北楽天ゴールデンイーグルス・銀次選手(C)PLM
東北楽天ゴールデンイーグルス・銀次選手(C)PLM

京セラドーム大阪で行われたオリックスと楽天のカード最終戦。昨日のゲームではエース・則本投手が1安打完封という圧巻の投球を披露し、楽天が今季初の3連勝を飾った。このまま勢いに乗りたい楽天は今日、藤平投手を先発のマウンドに送る。

前回登板は埼玉西武打線の前に4回途中9失点という悔しい内容だった藤平投手。今日の登板では得意とするオリックス相手に好投して2勝目をつかみたい。一方2連敗中のオリックスは、ルーキーの田嶋投手に先発マウンドを託す。自身3連勝中の左腕はチームの連敗を止められるか。

試合は初回から動きを見せる。1回表、先頭の茂木選手が四球、1死から3番・今江選手が安打を放って1,3塁の好機を作ると、5番・ペゲーロ選手の強い打球が敵失策を誘って1点を先制。なおも2死1,2の好機で続く銀次選手が中前適時打。楽天が田嶋投手の立ち上がりを攻めて2点の先制に成功する。

楽天の先発・藤平投手は、失点こそ武田選手の犠飛の1点に抑えたが、3イニングス連続で満塁のピンチを招き3回で降板。4回裏から登板した2番手・青山投手は5回まで無失点に抑える好リリーフを見せ、打線も5回表に今江選手の中前適時打で1点を追加する。3対1と楽天の2点リードのまま試合は中盤へ突入していった。

これ以上得点を許すわけにはいかないオリックスは6回から継投策へ。6回表は吉田一投手が無失点でつないだが、7回表に3番手の近藤投手がペゲーロ選手にフェンス直撃の2点適時二塁打を浴びる。8回表には4番手の小林投手が内田選手に1号ソロを浴び、6対1と楽天に追加点を許してしまった。

一方の楽天は青山投手、久保投手、松井投手の継投で8回まで無失点でつなぐ好リリーフ。9回表にも銀次選手の2点適時打、内田選手の適時打でさらに3点を追加すると、最終回はハーマン投手が締めて試合終了。オリックスと楽天のカード最終戦は9対1で楽天が勝利した。

勝利した楽天は打線が15安打9得点の猛攻。先発の藤平投手が3回で降板したが、リリーフがリードを守り切って今季初の同一カード3連勝を飾った。敗れたオリックスは打線にあと一本が出ずわずか1得点。先発の田嶋投手が5回3失点、後を受けたリリーフも6失点と投打が噛み合わず3連敗を喫した。

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