9月24日、京セラドーム大阪で行われたオリックスと東北楽天の第20回戦は、4対3で東北楽天が勝利。直接対決を制し、2位・オリックスとのゲーム差を「1.5」に縮めた。
東北楽天は初回、2死2塁から島内宏明選手の適時打で1点を先制する。同点に追いつかれた直後の4回表には、茂木栄五郎選手の犠飛で再びリードを奪った。さらに5回表、1死1、3塁と得点機を演出すると、島内選手のこの日2本目となる適時打などで2点を追加した。
先発の則本昂大投手は、初回から2イニング連続で得点圏に走者を置いたが、いずれも無失点に抑える。3回裏、紅林弘太郎選手に一時同点の8号ソロを被弾したものの、再び援護をもらって以降は無失点投球を継続。6回裏に招いた1死1、3塁のピンチも併殺打で難なく切り抜けた。
しかし8回裏、杉本裕太郎選手に28号2ランを被弾。4対3と1点差に詰め寄られたところで降板。8回途中127球7安打3四球5奪三振3失点の力投でマウンドを後に託す。2番手としてマウンドに上がった安樂智大投手が後続を打ち取って1点差を守り、勝負は9回の攻防へ。
絶対的守護神・松井裕樹投手を欠く中、この日9回裏のマウンドに上がったのは宋家豪投手。先頭打者の西村凌選手に安打で出塁を許すと、盗塁と犠打で1死3塁までピンチが拡大したが、味方の好守にも助けられ後続を打ち取り、試合終了。4対3で東北楽天が逃げ切った。
勝利した東北楽天は、島内選手が2安打2打点の活躍。先発の則本投手も7.1回3失点の力投で、今季10勝目をマークした。一方敗れたオリックスは、8回裏に杉本選手がリーグ単独トップに躍り出る28号2ランを放つも、あと一歩及ばず。先発した宮城大弥投手も6回7安打4失点と精彩を欠き、チームも2連敗を喫した。
123456789 計
楽 100120000 4
オ 001000020 3
楽 ○則本昂大-安樂智大-S宋家豪
オ ●宮城大弥-山田修義-海田智行-比嘉幹貴-富山凌雅
文・吉村穂乃香
関連リンク
・試合の詳細スコアはこちら
・3年ぶりの2ケタ勝利! 則本昂大投手の選手名鑑
・本日2本の適時打! 島内宏明選手の活躍を動画で
・今日も更新! 島内語録2021
・猛打賞の活躍を見せた紅林弘太郎選手の選手名鑑
記事提供: