【ファーム】佐藤奨真が6回無失点の好投! 高部瑛斗の一打で均衡を破った鴎が延長戦を制す

パ・リーグ インサイト

2021.9.20(月) 17:30

千葉ロッテマリーンズ・高部瑛斗選手(C)パーソル パ・リーグTV
千葉ロッテマリーンズ・高部瑛斗選手(C)パーソル パ・リーグTV

 9月20日、CAR3219フィールドで行われた埼玉西武対千葉ロッテのイースタン・リーグ公式戦第19回戦は、3対1で千葉ロッテが勝利した。

 千葉ロッテの先発・佐藤奨真投手は、初回を3者凡退に抑え、2回裏、3回裏は走者を背負うも要所を締める投球を見せ無失点で切り抜ける。5回裏、6回裏にも得点圏に走者を背負ったが後続を打ち取り、6回95球6安打無失点で降板した。

 一方の打線は、好投を見せる埼玉西武・與座海人投手を前に好機をつくることができず。6回表まで1安打無得点に封じられる。7回表には代わった2番手の大曲錬投手に対し、松田進選手の安打などで2死2塁としたがここは得点ならず。

 同点のまま終盤を迎えた千葉ロッテは、7回裏は唐川侑己投手が登板し3者凡退、続く8回裏を土居豪人投手が3人で抑えると、9回裏は山本大貴投手が3者凡退とリリーフ陣が良い流れをつくり、試合は延長戦へと突入する。

 迎えた延長10回表、先頭の西巻賢二選手が四球により出塁すると、犠打と申告敬遠で1死1、2塁とする。この日最大の好機で、高部瑛斗選手が均衡を破る適時打を放ち1点を先制。さらに平沢大河選手の適時三塁打で2点を追加した。10回裏は、小沼健太投手が牧野翔也選手の適時打で1点を失ったが、その後は逆転を許さずに3対1で試合終了。

 勝利した千葉ロッテは先発・佐藤奨真投手が打たせて取る投球で走者を出しながらも6回まで得点を許さない好投を見せた。打線は、中盤まで與座海人投手に苦戦を強いられていたが最終盤、数少ない好機をものにした。敗れた埼玉西武は先発した與座海人投手が6回101球1安打4奪三振3四球無失点と圧巻の投球を披露。しかし9安打を放った打線はつながらず、わずか1得点に終わった。

  12345678910 計
ロ 0000000003 3
西 0000000001 1

ロ 佐藤奨真-唐川侑己-土居豪人-○山本大貴-S小沼健太
西 與座海人-大曲錬-小川龍也-井上広輝-●宮川哲

文・鈴木優菜

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