主砲が2打席連発。エースが一度はアクシデントで降板も、終わってみれば完封勝利

パ・リーグ インサイト

2018.5.12(土) 16:15

東北楽天ゴールデンイーグルス・ペゲーロ選手(C)PLM
東北楽天ゴールデンイーグルス・ペゲーロ選手(C)PLM

昨夜は楽天が先発・辛島投手の6回2失点の粘投と試合終盤の効率的な攻撃でカード初戦を制した。連勝を目指して今日の先発マウンドに上がるのはエース・則本投手だ。今季ここまで防御率5.26と安定感を欠いているが、4月20日のオリックス戦では9回2失点の完投勝利を挙げているだけに、今日の登板を復調のきっかけとしたい。

対するオリックスは山岡がマウンドに上がる。現在4試合連続でクオリティスタートを達成しており、オリックス先発陣の中でも屈指の安定感を誇っている。今日も試合を作る投球を披露し、チームの勝利に貢献したい。

試合を動かしたのは連勝中の楽天。両軍無得点で迎えた2回表、1死から打席に入ったのは6番・ペゲーロ選手。オリックス・山岡投手が投じた149キロの直球を完璧に捉え、打球は右翼席中段へ。ペゲーロ選手の2試合連続となる8号本塁打で楽天が先制に成功した。

さらに楽天は4回表。先頭の6番・ペゲーロ選手が、オリックス・山岡投手の投じた132キロのシンカーを豪快なスイングでまたしても右翼席中段まで運んだ。ペゲーロ選手にまるで1打席目のリプレーかのような2打席連続となる9号本塁打が飛び出し、2対0と楽天が一発攻勢でリードを広げた。

2点のリードをもらった楽天の先発・則本投手は、圧巻の投球を披露。5回裏に初安打を許したものの、後続を打ち取り無失点。5回をわずか58球で投げ終え、1安打無失点とオリックス打線を完壁に封じる。

その後も則本投手はオリックス打線を寄せ付けず、完封勝利を目指して最終回のマウンドへ。先頭の宗選手からこの試合9つ目の奪三振を奪うなど、3者凡退に抑え、試合終了。則本投手が昨年8月12日のオリックス戦以来となる完封勝利を決め、楽天が2対0と接戦を制した。

試合を制した楽天は6番・ペゲーロ選手の2打席連続弾で挙げた2点をエース・則本投手が守り抜いた。則本投手は9回107球を投じ、被安打1、奪三振9、与死球1、無失点と圧巻の投球でオリックス打線を封じ込めた。

一方、敗れたオリックスは、先発の山岡投手が6回8奪三振2失点の好投を披露するも、打線が楽天・則本投手の前に抑え込まれた。

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