9月5日、PayPayドームで行われた福岡ソフトバンクとオリックスの第20回戦は、12対4で福岡ソフトバンクが連勝を飾った。
福岡ソフトバンクの先発・和田毅投手は、初回を3者凡退に抑えるも、2回表に若月健矢選手に先制の4号2ランを浴びる。しかし直後の2回裏、打線は栗原陵矢選手の安打と死球などで1死2、3塁とすると、リチャード選手のプロ初打点となる犠飛ですぐさま1点を返す。
援護をもらった和田投手が3回表、4回表とそれぞれ3人で抑えると、4回裏に打線が爆発。安打と2四球で1死満塁とすると、リチャード選手がプロ初本塁打となる逆転満塁弾を放ち、5対2とする。リチャード選手は「初ホームランが満塁ホームランと、満塁で回して頂いた先輩方に感謝しかありません。切り替えて、ここからもっと活躍できるように頑張ります」と振り返った。なおも攻撃の手を緩めず再び満塁とすると、三森大貴選手の適時打で2点を追加。7対2とリードを5点に広げた。
和田投手は5回表も無失点に抑え、勝利投手の権利を手に降板。6回表から登板したC.スチュワート・ジュニア投手は8回表にかけて「6」者連続三振を奪うなど、3回4安打6奪三振2失点の好投を見せる。打線も7回裏にリチャード選手が今日2本目となる2号ソロを放つと、牧原大成選手にも2号2ランが生まれるなどで、大きく突き放した。9回裏は古谷優人投手が今季初登板。2三振を含む3者凡退の完璧なピッチングで試合を締めくくった。
福岡ソフトバンクは、先発の和田毅投手が5回3安打1四球5奪三振2失点の内容で6月6日以来約3ヶ月ぶりの勝ち星。「(打線の援護について)自分自身の投球に非常に勇気をもらいました。5イニングまででしたが、しっかり投げる事ができたと思います」と振り返った。打線はリチャード選手が2本塁打6打点の大活躍。一方敗れたオリックスは連敗でカード負け越し。先発の増井浩俊投手が3.1回7失点と乱調だった。
123456789 計
オ 020000020 4
ソ 01060140X 12
オ ●増井浩俊-富山凌雅-吉田凌-漆原大晟-バルガス-齋藤綱記
ソ ○和田毅-C.スチュワート・ジュニア-古谷優人
文・波多野瞭平
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