本塁打は4月29日の千葉ロッテ戦以来、10試合ぶり
勝負を決めたのは、頼れる助っ人砲の一振りだった。11日の福岡ソフトバンク戦。同点で迎えた延長11回、日本ハムに勝利をもたらしたのは、この日スタメンに復帰したブランドン・レアード内野手だった。
1死で打席に入ったレアード。3ボールからの4球目、思い切って狙っていった。福岡ソフトバンクの7番手、田中正義が投じたど真ん中へ入ってきた148キロの真っ直ぐだった。完璧に捉え、打った瞬間に確信した。敵地のファンの悲鳴を切り裂き、打球は左翼スタンドへ。4時間を超える熱戦に終止符を打つ勝ち越しのソロ本塁打だった。
「試合に出られて良かったよ。出来るだけ早く試合に出たいと思っていた。監督に直訴もしたよ」と試合後に振り返ったレアード。背中の張りで、4月30日のロッテ戦を最後にスタメンから外れ、9日、10日のオリックス戦も代打での出場だった。9試合ぶりのスタメンで、4月29日の千葉ロッテ戦以来となる本塁打は決勝弾。「自信を持って打席に入れた。1発で仕留められて良かった」と胸を張っていた。
2試合連続で延長にもつれ込む中で、勝利をもぎ取った北海道日本ハム。復帰即決勝弾の助っ人に、栗山英樹監督も「レアード選手がよく打ってくれたね」と喜んでいた。
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