今江年晶の決勝打で楽天が接戦を制す。辛島航は6試合目にして今季初勝利

パ・リーグ インサイト

2018.5.11(金) 21:37

東北楽天ゴールデンイーグルス・辛島航投手(C)PLM
東北楽天ゴールデンイーグルス・辛島航投手(C)PLM

京セラドームで行われる楽天とオリックスの3連戦初戦。昨日、北海道日本ハムの思わぬミスでサヨナラ勝ちを挙げたオリックス。今日の試合も勝利し3位・北海道日本ハムを追撃したいところ。先発マウンドには西投手を送り、対する楽天は辛島投手がマウンドに上がった。

試合は初回から動く。1回裏、2番・安達選手が死球で出塁し、3番・吉田正選手の打席で安達選手がすかさず盗塁。2死2塁となったところで、昨日の試合で本塁打を放っているロメロ選手が適時打を放ちオリックスが幸先よく先制する。しかし楽天も簡単に流れを渡さない。2回表、先頭のペゲーロ選手が逆方向へ第7号ソロ。すぐさま同点に追い付く。

再び試合が動いたのは4回裏、初回に適時打を放っているロメロ選手が安打で出塁。これに小谷野選手も続き無死1,2塁の場面を作る。T-岡田選手は打ち取られるが2塁走者は進塁。1死1,3塁の好機で今季初スタメンの武田選手が三遊間を抜ける適時打を放つ。24歳の若武者がスタメン起用に応える一打を放ち、オリックスが再びリードを奪う。

1点のリードをもらった西投手は3回以降は立ち直り、自身の投球を取り戻す。走者を背負いながらも要所を締める投球を展開し、5回表は2死1,3塁と一打同点のピンチを招くものの、今江選手を遊ゴロに打ち取ってリードを保つ。

ここまで抑えられていた楽天だったが、7回表に先頭の茂木選手が安打で出塁する。続く藤田選手が犠打で送り1死2塁の場面を作る。3番・銀次選手が内野安打を放ち1死1,3塁と好機を拡大すると、ウィーラー選手の三ゴロが相手の野選を誘い思わぬ形で同点に追い付く。さらに、続く今江選手が初球の変化球をうまく捉え、右前への適時打。2塁走者・島井選手の好走塁もあり楽天がこの試合初のリードを奪う。

流れをつかんだ楽天は8回表にも藤田選手の適時打、ウィーラー選手の犠飛で追加点を挙げ、福山投手、高梨投手、松井投手、ハーマン投手のリレーでオリックス打線の反撃を封じ5対2で勝利。カード初戦を白星で飾った。

勝った楽天は先発の辛島投手が6回8奪三振2失点の好投で今季初勝利。一方敗れたオリックスは先発・西投手が100球を超えた7回の投球で疲れを見せ、楽天打線に捕まった。続いてマウンドに上がった中継ぎ陣も踏ん張り切れず、楽天に流れを渡す結果となった。

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