国吉佑樹、東妻勇輔らが奮闘も......打線のつながりを欠いた千葉ロッテが東京ヤクルトに敗れる

パ・リーグ インサイト

2021.8.8(日) 20:01

千葉ロッテマリーンズ・国吉佑樹投手(C)パーソル パ・リーグTV
千葉ロッテマリーンズ・国吉佑樹投手(C)パーソル パ・リーグTV

 8月8日、ZOZOマリンスタジアムで行われた東京ヤクルトと千葉ロッテの「2021プロ野球エキシビションマッチ」は、1対5で千葉ロッテが敗れた。

 千葉ロッテの先発は河村説人投手。1回裏、1番・塩見泰隆選手に先頭打者ホームランを許すと、さらに2死2塁から5番・サンタナ選手にセンターへの適時二塁打を浴び、2点を失う苦しい立ち上がりとなる。

 一方の打線は3回表、1死から9番・和田康士朗選手が中前打で出塁するが、直後にけん制でアウトに。2死となったところで1番・荻野貴司選手が右前打で出塁するも、盗塁死で3アウト。積極的な走塁意識を見せたが得点に結びつかなかった。

 立ち直りたい河村投手だったが3回裏、1死から四球で走者を出すと、迎えるは4番・オスナ選手。甘く入った2球目の直球をスタンド上段まで運ばれ、痛恨の2ラン被弾となり点差は4点に。5回96球5安打4失点の内容でマウンドを降りた。

 それでも6回表、1死から2番・藤原恭大選手が右前打で出塁すると、すかさず盗塁を決めて1死2塁にチャンス拡大。ここで3番・中村奨吾選手が中前適時打を放ち、機動力を生かした攻撃で1点を返す。6回裏には国吉佑樹投手が登板し、2奪三振など完璧な内容で3者凡退。7回裏も東妻勇輔投手が3者凡退と流れをつくり、打線の反撃を待つ。

 しかし、打線は東京ヤクルトの救援陣から打線が得点を奪えない。8回裏には4番手の土居豪人投手が途中出場の3番・内川聖一選手に適時二塁打を浴び、再び差を広げられてしまう。9回表には途中出場の小川龍成選手が右前打で出塁するものの、後続が続かず。1対5で敗れた。

 千葉ロッテは先発の河村投手が苦しんだものの、救援の国吉投手や東妻投手が好調をアピール。野手では藤原選手が2安打を放つなど活躍したが、打線がつながりを欠いた。

  123456789 計
ロ 000001000 1
ヤ 20200001X 5

ロ 河村説人-国吉佑樹-東妻勇輔-土居豪人
ヤ 小川泰弘-原樹理-清水昇-石山泰稚

文・森裕晃

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