鷹、後半戦の“新戦力探し”開始 中谷2ランなどアピールに工藤監督「新鮮だったね~」

Full-Count 藤浦一都

2021.7.28(水) 08:30

福岡ソフトバンク・中谷将大※写真提供:Full-Count(写真:藤浦一都)
福岡ソフトバンク・中谷将大※写真提供:Full-Count(写真:藤浦一都)

先発・笠谷の左指負傷は想定外「利き手でカバーするのは自分のミス」

■福岡ソフトバンク 4ー3 横浜DeNA(27日・エキシビションマッチ・PayPayドーム)

 福岡ソフトバンクは27日、リーグ戦中断期間に行われるエキシビションマッチで横浜DeNAと対戦し4-3で勝利した。スタメンに名を連ねた若手と新戦力が揃ってアピールする姿に指揮官もご機嫌だった。

 この日の福岡ソフトバンクのスタメンは4番にリチャード、5番に中谷将大といった大半が一昨日まで2軍で試合に出ていたメンバーだった。工藤監督が試合前に「最初の4試合(横浜DeNA戦、東京ヤクルト戦)は若い人中心でいきます。その後も試合の中で試したい選手がいれば残します。結果が出なければ、これをいい経験にしてまた頑張ってもらう」と説明。フレッシュなスタメンはシーズン後半に少しでも1軍の戦力となれる選手を見極めていくことが狙いだ。

 試合は初回に中谷が2ラン、2回にアルバレスがタイムリーと新加入組で3打点。工藤監督は中谷のアピール弾に「いいホームラン打ったね。少し泳ぐかと思ったけど、前でしっかりさばいたね」とにっこり。

 中谷も「感触は良かったです。(低めを)うまく拾えました。(福岡ソフトバンクに)拾ってもらって少しでもアピールしたいという気持ちが強かったので、1打席目で打てて良かった」と納得の一発に笑みをこぼした。ただ「その後の内容が悪かった。いい打球を飛ばすこと。内容のある打席を増やしたい」と反省も忘れなかった。

甲斐野が復活登板「『打てるものなら打ってみろ』という投球も見せてほしい」

 適時二塁打のリチャードをはじめ、若鷹たちのアピールにも「新鮮だったね~。今後も楽しみですね。ワクワクしながら見てましたよ。ま、1回と2回だけで3回以降はヒット1本でしたけど」と笑いながらも「最初から集中していたということ」と2回までの4得点にご機嫌な様子を見せていた。

 投手陣では甲斐野が復活登板を果たすも一発を浴びて1失点。それでも工藤監督は「打たれるのはいい。あえて言ったのは次の打者に変化球、変化球で行ったところ。あえて真っすぐで『打てるものなら打ってみろ』という投球も見せてほしい」と注文を付けた。

 想定外だったのが先発・笠谷の負傷交代だ。4回まで無安打投球を続けながら、5回に犠飛のカバーで捕球した際に左指を負傷して出血。指揮官は「利き手でカバーするのは自分のミス。どれくらいで投げられるようになるのかは分からない。明日トレーナーと話をしてから」と語った。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

記事提供:Full-Count

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