スティーブン・モヤ〜現役プロ野球選手最高身長。モヤ様の愛称で親しまれる助っ人外野手〜(オリックス・バファローズ)【インサイト的選手名鑑】
パ・リーグ インサイト 吉田貴
2021.7.26(月) 14:30
#1/1991年8月9日生まれ
201cm・117kg/右投左打
ボールがかわいそうになるほどの強烈なスイングから長打を量産する助っ人だ。完璧にとらえた打球は、美しい放物線を描いてスタンド最上段へと消えていく。身長201cm体重117kgの巨体は、打席に立つだけでも威圧感を与える。
2018年、中日に入団して日本でのキャリアをスタートさせたモヤ選手だが、外国人選手枠の都合でなかなか一軍に昇格できず。歯がゆい状況が続く中で、翌2019年途中にオリックスにトレードで加入する。移籍後に即スタメンで出場すると、初打席でいきなり右中間に挨拶がわりのホームランを叩き込む衝撃的なデビューを飾った。途中加入だったにもかかわらず、64試合で10本塁打を放ち、長打力に苦しむチームで大砲としての役割を担った。
2020年は開幕一軍スタートとはならず、一軍昇格後も外国人枠の関係で再度抹消されるなど不安定な起用が続いていた。しかし、9月中旬からスタメンに定着。特に、昇格直後の9月は11試合で、3試合連続を含む6本塁打の大暴れ。シーズン通算でも、途中からの出場にもかかわらず、46試合でキャリアハイの12本塁打を記録した。2021年は4月の打率.304と好スタートを切ったが、徐々に数字を落とし、打率.239、7本塁打26打点で前半戦を終えた。
ベンチでは無心で何かを食べていたり、特徴的なアフロを気にしたり、何かとカメラに注目されがちなモヤ選手。加えて、昨季は手応えを感じた打球がアウトになった際に、悔しさのあまりバットを口に咥える様子が大きな話題を呼んだ。プレーはもちろん、こうした動きもチェックして欲しい。
【2020年一軍成績】
46試合 176打席45安打12本塁打38打点12四死球 打率.274 出塁率.324 OPS.891
☆モヤ選手の動画はこちらから!
文・吉田貴
記事提供: