福岡ソフトバンクが内川聖一の2000本安打達成に花を添える勝利

パ・リーグ インサイト

2018.5.9(水) 20:44

福岡ソフトバンクホークス・内川聖一選手(C)PLM
福岡ソフトバンクホークス・内川聖一選手(C)PLM

メットライフドームで行われる1位・埼玉西武と2位・福岡ソフトバンクの2連戦。昨日は雨中の県営大宮でのゲームを福岡ソフトバンクが制した。カード2連敗は避けたい埼玉西武は、先発マウンドに十亀投手を送る。前回登板では7回無失点の好投で白星を挙げただけに、今日の試合でも勝利を引き寄せる投球を見せたい。

対する福岡ソフトバンクの先発は石川投手。ここまで4勝1敗、防御率2.10と抜群の安定感を見せている右腕は、4月26日に埼玉西武から白星を挙げている。今日も相性の良さを発揮し、カード2連勝を決めたい。

先制したのは福岡ソフトバンクだった。2回表、1死から打席に向かった6番・松田選手は、十亀投手の外角に入った直球をフルスイング。高々と上がった打球は、そのままバックスクリーン右に飛び込む先制の7号ソロに。十亀投手に抜群の好相性を誇る「熱男」の一発で、福岡ソフトバンクが1点を先制した。

援護を受けた石川投手は、勢い十分の直球と変化球を織り交ぜ、5回まで埼玉西武打線をわずか1安打、無得点に抑える完璧な投球。この好投に応えるように、6回表には2番・上林選手が特大の3号ソロを右翼席に叩き込んでリードを2点に広げると、続く7回表に相手の守備が乱れる間にさらに1点を追加。福岡ソフトバンクが3対0として、試合は終盤に突入した。

8回表には、内川選手が中前打を放って待望の2000本安打を達成。プロ野球界に新たな歴史を刻んだ。

粘投を見せる十亀投手をなんとか援護したい埼玉西武打線は、7回裏に4番・山川選手と5番・森選手の安打、6番・外崎選手の四球で1死満塁と絶好機を作る。しかし、ここで栗山選手が痛恨の併殺打に倒れ、得点とはならなかった。

リードを守るべく、終盤は福岡ソフトバンクが勝利の方程式を投入。8回裏の途中からはモイネロ投手、9回裏は守護神・森投手が埼玉西武打線を無得点で抑える完璧な投球を見せ、3対0で福岡ソフトバンクが勝利した。

勝利した福岡ソフトバンクは、好投の石川投手を打線がしっかりと援護。さらに、開幕からなかなか調子の上がらなかった内川選手がついに2000本安打を達成した。敗れた埼玉西武は、2試合連続の完封負けを喫するなど、強力打線が沈黙した。

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