京セラドーム大阪で行われたオリックス対北海道日本ハムの第6回戦。9連戦を6勝3敗で勝ち越したオリックスはアルバース投手が先発。前回登板は強力・埼玉西武打線に対し、7回を投げ、無四球の2失点と好投し、3勝目を挙げている。一方、連勝中の北海道日本ハムは、前回4月26日の試合で8回途中2失点とオリックス打線を封じたマルティネス投手が先発する。

先制したのは北海道日本ハム。初回、2死から3番・大田選手がアルバース投手の高めに浮いた変化球を左翼席へ突き刺す8号ソロ。幸先よく1点を先取する。

いきなり追う展開となったオリックスだが2回裏、1死から5番・T-岡田選手と6番・マレーロ選手の連打で1,3塁とすると、7番・安達選手の内野ゴロの間に三走が生還。さらに昇格即スタメン出場の8番・山足選手が適時打を放ち、2対1と勝ち越した。

この直後に北海道日本ハムはすぐさま反撃。3回表、9番・中島卓選手の三塁打と1番・杉谷選手の四球などで2死1,3塁。先ほど本塁打の大田選手が今度は右中間へ2点適時三塁打を放ち、3対2と逆転。北海道日本ハムが再びリードを奪う。

ところが、オリックスは3回裏、3番・ロメロ選手が中堅へ6号ソロを運んで同点に追い付く。

さらに4回裏、マレーロ選手と安達選手の連続長短打で1死2,3塁とすると、山足選手が勝ち越しの2点適時打。なおも2四球で2死満塁と好機が続き、ロメロ選手の2点適時打でスコアは7対3。マウンドからマルティネス投手を引きずり下ろしたオリックス打線は、2番手・玉井投手からも小谷野選手が適時打放つ。オリックスはこの回、打者10人で一挙5得点を挙げ、8対3と試合の主導権を握る。

大量援護に守られたアルバース投手は走者を背負いながらも4回以降は得点を許さず。8回表は2番手・澤田投手が3者凡退に打ち取ると、9回表は3番手・吉田一投手が中田選手に8号ソロを浴びたが、最後は連続三振で試合を締めた。

11安打8得点の猛攻で勝利したオリックスは、先発・アルバース投手が7回3失点で4勝目。敗れた北海道日本ハムは、先発・マルティネス投手が来日最短となる4回途中8失点で3敗目を喫した。なお、5番・指名打者でスタメンのルーキー・清宮選手は6回表の第3打席、1死から右前安打を放ち、デビューから6試合連続安打。プロ野球タイ記録を達成した。