工藤監督の前でキャッチボールなどを行い「コンディションとしてはいい」
7日、福岡ソフトバンクの先発陣が関東への移動を前にヤフオクドームで練習を行った。その中には復帰を目指す背番号「90」、スアレスの姿もあった。
昨年4月に右肘内側側副靭帯の再建手術を受け、長期のリハビリを行っていたスアレス。6月の実戦復帰を目指して5日に来日し、この日、1軍の先発練習に参加した。
アップ後は工藤公康監督が見守る中でキャッチボールを行うなど、久々の本拠地で汗を流し、工藤監督の呼びかけには「グッド」とシンプルに答えて笑顔を見せていた。練習後、スアレスは「昨日も投げたがコンディションとしてはいい。(工藤監督が現在の状態を)見てくれたと思うので、また(今後について)話ができると思う」と語った。
倉野信次投手統括コーチは「試合(で投げること)はまだ目途が立っていない。今はまだキャンプ中くらいの形。ブルペンも間をあけて入る状態で、最終的には連投できる状態にしないといけないからね」と、1軍復帰にはまだまだ時間がかかるとした。
岩嵜翔とサファテを欠くチームにとっては何よりも心強い存在だが、調整を焦らせるつもりはない。まずは6月中に実戦マウンドに上がることを目指して、しっかりとした復帰プランを立てていくことになりそうだ。
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