【MLB】大谷翔平、7回途中2失点で3勝目。イチローの前で好投、CY賞右腕に投げ勝つ

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2018.5.7(月) 13:05

7回途中2失点で3勝目を挙げたエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
7回途中2失点で3勝目を挙げたエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

12日ぶり登板で最速160キロ、エンゼルスは快勝でライバルにカード勝ち越し

エンゼルスの大谷翔平投手は6日(日本時間7日)、敵地でのマリナーズ戦で6回0/3を6安打2失点6奪三振と好投し、3勝目(1敗)を挙げた。12日ぶりの先発登板で最速160キロをマーク。チームは8-2で快勝した。大谷は2010年のサイ・ヤング賞右腕フェリックス・ヘルナンデスに投げ勝ち、カード勝ち越しに導いた。

大谷は初回、先頭ゴードンを1球でニゴロに仕留めると、セグラは空振り三振、カノは右飛と簡単に3者凡退に仕留める。2回にコザート、ヤングがヘルナンデスからソロ弾を放ち、2点のリードを奪うと、大谷はその裏は先頭クルーズを空振り三振に切って取る。

シーガーには直球をセンター前に運ばれて初ヒットを許し、ハニガーは三振の後、ヒーリーにはストレートの四球を与えたものの、ズニーノは遊ゴロに仕留めた。

この日は正捕手のマルドナードが家庭の事情でチームを離脱しているため、リベラと開幕後初のコンビを組んだ大谷。ベテラン捕手はカーブを有効に使うなど巧みなリードで的を絞らせない。3回もギャメルを空振り三振、ゴードンを右飛、セグラを二ゴロと11球で3者凡退に仕留めた。

4回はカノを右飛、クルーズは一邪飛に打ち取り、シーガーへの4球目はこの日最速の99.5マイル(約160キロ)をマーク。続く99.3マイル(約160キロ)の直球は左前打とされたが、ハニガーはスライダーで三振に仕留めた。

5回は先頭ヒーリーを右飛、ズニーノを空振り三振。しかし、ギャメルは内野安打で、ゴードンには直球をセンター前に運ばれた。それでも、ギャメルが三塁にスライディングした際に体が浮いてベースから体が離れており、エンゼルスがチャレンジして判定がアウトに覆った。

エンゼルスは6回にもトラウトの3ランなどで4点を奪取。ヘルナンデスはこの回途中で降板した。6点のリードをもらった大谷はその裏、セグラをカーブで中飛、カノを直球で中飛と4球で2アウトを奪う。クルーズにはカーブが抜けて5試合目でメジャー初死球も、2安打を許していたシーガーはスライダーでニゴロに打ち取った。

7回、大谷は突如制球が乱れ、先頭ハニガーに直球をセンター前に運ばれると、ヒーリーにはフルカウントからスライダーをレフトスタンドに運ばれた。さらに、ズニーノにはストレートの四球を与えて降板。

それでも、2番手のアルバレスが踏ん張って3点目は許さず。エンゼルスはその後も救援陣が抑えて逃げ切り、勝利した。

4日(同5日)のカード初戦では、大谷獲得がならなかった敵地シアトルのファンからブーイングを浴びる中で打者として2安打をマーク。そして、この日は投手として3勝目を挙げた。この日も降板時にはブーイングを浴びたが、敵地でその実力を存分に見せつけた大谷。幼少時代から憧れたイチローが見守る中、投打で躍動した。

大谷は今季最多タイの98球を投げ、ストライクは59球。防御率は4.10。左足首の故障で12日ぶりの登板となったが、“投手復帰戦"を白星で飾った。

記事提供:Full-Count

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