東日本大震災を風化させないこと、東北から元気を発信することを目的として始められた「がんばろう東北シリーズ」。今年で10度目を迎える当イベントは、6月18日(金)から6月20日(日)の楽天イーグルス対オリックス戦(楽天生命パーク宮城)にて、3日間にわたり開催される。
今年の「がんばろう東北シリーズ」のテーマは「つながる」。
東北の全227市町村名をスタジアム内のビジョンに掲出するほか、スタジアムの外周に全227自治体分ののぼりも登場。さらに、特に震災の被害が大きかった岩手県、宮城県、福島県の沿岸部、および避難区域の42自治体の市町村名をキャップに掲出。監督・コーチ・選手が東北の各地とつながってこの3試合を戦っていく。
また、42自治体で野球を頑張る子どもたちを対象に、野球観戦へ招待する。「がんばろう東北グッズ」としては、宮城県気仙沼市のファッションブランド「OIKAWA DENIM」とコラボし、岸孝之投手モデル、銀次選手モデルのグローブが登場。さらに、折れたバットを活用した「石巻こけし」も販売される予定だ。
楽天イーグルスが「がんばろう東北デー」を初めて開催したのは2012年。東北の特産品を集めた「がんばろう東北市場」や、歌手・さとう宗幸さんなど東北にゆかりのある方々によるライブが催され、会場は賑わいを見せた。2012年以降も、「復興商店街」や著名人によるライブステージ、試合観戦への招待、選手との交流会などを毎年開催。復興に向けて前進することを誓う「がんばろう東北シリーズ」は、楽天イーグルスにとって欠かせないイベントとなっている。
10度目の開催となる今年は「つながる」をテーマに、食・アート・音楽を中心としたイベントが予定されている。シリーズ開催期間中、東北の魅力を存分に味わえること間違いなしだ。
「復興マルシェ」で東北の味覚を堪能
昨季に引き続き、東北各地の51を超える自治体から物産品が一堂に会する「復興マルシェ」が登場。野球観戦のお供に、またお土産としても最適な東北自慢のグルメをご堪能あれ。
写真・イラスト・声で東北の魅力を発信
今季のシリーズ開催テーマ“つながる”のもと、「とうほく魅力再発見コンテスト」と「声で繋がる“がんばろう東北”の輪」の2つの企画を開催。「とうほく魅力再発見コンテスト」では、東北から発信したい魅力や大好きな風景などの写真・イラストが、「声で繋がる“がんばろう東北”の輪」では、震災復興への想いや楽天イーグルスへの応援メッセージが5月31日(月)まで募集された。集まった作品の一部は選手や著名人による作品とともに、「がんばろう東北シリーズ」開催期間中、スタジアムの外周各所にて掲出される。
さらにSNS(Twitter、Instagram、Facebook、TikTok)では「がんばろう東北チャレンジ」を開催。6月1日(火)より、球団公式アカウントにて選手たちによる日替わりメッセージを発信している。また、ファンの方のSNSからも東北の自慢や、がんばろう東北へ向けたメッセージを募集。「#がんばろう東北」「#rakuteneagles」のハッシュタグがつけられた投稿の一部は、球団の「がんばろう東北」特設サイトや、「がんばろう東北シリーズ」当日にスタジアム内のビジョンなどで紹介される。なお、6月18日から6月20日の3日間、自身の「#がんばろう東北」「#rakuteneagles」のハッシュタグ付きの投稿を提示すると、グループ最大4名まで観覧車が無料に!
スタジアムで青い鯉のぼりを作ろう!
東日本大震災で亡くなった子どもたちの鎮魂を祈る「青い鯉のぼりプロジェクト」が、3月11日(木)から5月5日(水)までの期間中、宮城県東松島市で開催された。シリーズ開催期間中の3日間は、全国各地から集められた青い鯉のぼりがスタジアムに掲揚。200匹を超える鯉のぼりが掲げられる予定で、正面広場には青い鯉のぼりのトンネルができる。また、青い鯉のぼりを作成できるブースがスマイルグリコパーク内に登場する。3日間で作られた鯉のぼりは、来春東松島市で掲揚される予定だ。
試合後にはファンキー加藤さんによるミニライブが開催
「がんばろう東北シリーズ」中日の6月19日の試合後には、猪苗代湖ズさん、最終日である6月20日の試合後には、ファンキー加藤さんによるミニライブが開催される。猪苗代湖ズさんはお馴染みの「I love you & I need you ふくしま」を歌う予定のほか、これまでも始球式やミニライブで楽天生命パーク宮城を訪れてきたファンキー加藤さんも、熱い歌声でスタジアムを盛り上げる。
さらに同日の始球式には、サンドウィッチマンさんが登場! 東北の魅力に溢れた3日間を、スタジアムで堪能してみてはいかがだろうか。
文・高橋優奈
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