6月8日、ZOZOマリンスタジアムで行われた千葉ロッテと東京ヤクルトの「日本生命セ・パ交流戦 2021」第1回戦は、7対4で千葉ロッテが勝利。先発の二木康太投手が6回3失点の好投、打線も先発全員安打と投打がかみ合い、連敗を「2」で止めた。
千葉ロッテの先発・二木康太投手は初回、先頭・塩見泰隆選手、2番・青木宣親選手の2者連続本塁打で先制を許す。さらに、安打で出塁を許した山田哲人選手には本盗を決められるなど、初回から3点を追う展開に。
しかし、打線が相手先発・奥川恭伸投手の立ち上がりを捉え、すぐさま反撃を見せる。まずは1回裏、四球や安打などで1死1、2塁の好機を得ると、5番・レアード選手の2点適時二塁打で1点差に詰め寄る。さらに3回裏には、3番・中村奨吾選手に3号ソロが生まれ、試合を振り出しに戻した。
勢いにのった千葉ロッテ打線は、4回裏にも連打で無死1、3塁の好機を演出すると、1番・荻野貴司選手の適時打などで2点の勝ち越しに成功。続く5回裏には、5番・レアード選手に第14号ソロが生まれ、リードを3点に広げる。
援護をもらって以降、二木投手は走者を出しながらも東京ヤクルト打線をなんとか無得点に封じ込め、6回を投げ切ったところで降板。7回表は、この日が誕生日の佐々木千隼投手がマウンドに上がり、1イニングを3者凡退に抑えると、7回裏には7番・安田尚憲選手の適時打で1点を追加。
4点リードで迎えた8回表は、唐川侑己投手が3番・山田哲人選手の13号ソロを被弾するも、最終9回表を守護神・益田直也投手が無失点で締め、7対4で試合終了。先発・二木康太投手が6回113球6安打5奪三振3失点で今季5度目のQSを達成し、約1カ月ぶりの白星を手にした。打線もチーム全体で17安打7得点と好調で、先発全員安打を記録した。
123456789 計
ヤ 300000010 4
ロ 20121010X 7
ヤ ●奥川恭伸-吉田大喜
ロ ○二木康太-佐々木千隼-唐川侑己-S益田直也
文・吉村穂乃香
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