多和田真三郎が6戦6勝。埼玉西武打線が大爆発を見せて楽天を圧倒

パ・リーグ インサイト

2018.5.5(土) 17:55

埼玉西武ライオンズ・木村文紀選手(C)PLM
埼玉西武ライオンズ・木村文紀選手(C)PLM

5月5日、楽天生命パークで行われた楽天と埼玉西武のカード2戦目。昨夜は、得意の一発と足技で容赦なく攻めた埼玉西武が、手に汗握る打撃戦を制している。こどもの日である今日の先発は楽天がエース・則本投手。埼玉西武が5戦全勝中の多和田投手だ。

初回、則本投手は制球が定まらない不安定な立ち上がり。3塁まで進まれながら何とか無失点で切り抜けるものの、好調の獅子打線は決してその隙を見逃さなかった。2回表から怒とうの攻勢を仕掛け、試合は序盤から一方的な展開となる。

まずは2回表、6番・外崎選手の安打と2四球で1死満塁の絶好機を迎えると、ここで9番・木村選手が遊撃強襲の適時内野安打。さらに続く秋山選手のゴロの間、2番・源田選手の適時内野安打でも追加点を挙げ、埼玉西武が試合序盤に3点を先制した。

その裏、楽天は嶋選手の適時二塁打で1点を返すが、埼玉西武リードの3対1で迎えた3回表、森選手が先頭打者弾を放ってリードを広げる。さらに2死1塁から9番・木村選手が1号2ランをかっ飛ばし、続く秋山選手が内野安打でつなぐと、源田選手の適時二塁打でも1点を追加し、これでスコアは7対1。埼玉西武が序盤から大量得点を奪い、完全に試合の主導権を握った。

楽天はその裏、4番・ウィーラー選手と6番・アマダー選手の適時打で2点を返すも、埼玉西武は5回表に秋山選手のソロでも追加点を挙げる。8回表にも適時打と押し出しで駄目押しし、着実に楽天を突き放していく。

埼玉西武先発の多和田投手は6回途中4失点と好投とは言えない結果だったが、後を受けた4人の中継ぎ陣が無失点リレーをつなぎ、大量リードの中でも楽天の反撃を許さない。楽天打線も6回裏の適時打を最後にそれ以上の追い上げは叶わず、試合は最終的に10対4の大差で埼玉西武が勝利した。

大味の試合は、楽天先発・則本投手を3回7失点でマウンドから引きずり下ろした埼玉西武が首位の強さを見せ付け、リーグ最下位チームを圧倒した。敗れた楽天は10安打4得点と打線がつながらず、2失策と守備でも精彩を欠いた。何より投手陣が10失点。晴れ渡ったこどもの日に、見応えのある試合を展開することはできなかった。

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