北の大砲が頼もしい背中を見せるか。千葉ロッテのルーキーは日々戦いの中

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2018.5.5(土) 09:30

北海道日本ハムファイターズ・大田泰示選手(C)PLM
北海道日本ハムファイターズ・大田泰示選手(C)PLM

5月5日、札幌ドームでは北海道日本ハムと千葉ロッテのカード2戦目が行われる。4日の初戦は、試合中盤に藤岡裕選手や井上選手の殊勲打などで一挙5得点を挙げた千葉ロッテが逆転勝利を決め、連敗を3で止めた。ここでは、5日の試合の見どころを挙げていきたい。

【今季対戦成績】
北海道日本ハム→3勝4敗、千葉ロッテ→4勝3敗

【F】有原投手 3試合、2勝1敗 19.1回、18奪三振、10失点 防御率4.66
【M】唐川投手 2試合、0勝2敗 12回、12奪三振、8失点 防御率6.00

5日、北海道日本ハムの予告先発は有原投手。千葉ロッテは唐川投手である。2人は4月28日にも投げ合っており、その試合では7回2失点の有原投手に軍配が上がった。奪三振が極端に少なかったのは懸念事項ではあるが、良いイメージでマウンドに上がれるだろう。一方唐川投手は6回4失点で黒星。3本塁打を浴びた教訓を生かし、丁寧な投球を心がけたいところ。

5日の試合、両右腕を援護する打線の注目選手としては、北海道日本ハムからは大田選手、千葉ロッテからは藤岡裕選手を挙げたい。

大田選手は、前述の対戦で唐川投手から2本塁打を放っており、4日の試合でもボルシンガー投手から勝ち越し2ランをかっ飛ばした。直前のイニングで野選で同点に追い付かれていたため、チームと球場の空気を変える価値ある一発だった。その豪快なフルスイングで、話題のゴールデンルーキー・清宮選手に負けない存在感を見せ付けたい。

藤岡裕選手は、前回の対戦で有原投手から一時勝ち越し打を含む2安打。つながりを欠いた打線の中で犠打も成功させ、1人気を吐いていた。4日の試合でも、アルシア選手と交錯して左手を痛めながら、価千金の同点打。

「痛いと言ったらすぐに代えた」というのは試合後の監督の言だ。ここまでスタメンを張り続け結果を残しているが、気を抜けば一気に奪われるレギュラーの座を守るため、必死に戦うルーキー。5日もその打棒に期待がかかる。

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