5月2日、楽天生命パーク宮城で行われた楽天と千葉ロッテの第9回戦は、6対5で千葉ロッテが勝利。両軍合わせて20安打11得点の点の取り合いを制し、千葉ロッテが連敗を「2」で止めた。
先に試合を動かしたのは千葉ロッテ。4回表、1死から中村奨吾選手が安打で出塁すると、安田尚憲選手がフェンス直撃の二塁打で1死2、3塁とチャンスを拡大。続く角中勝也選手の内野ゴロの間に1点を先制した。一方の先発・鈴木昭汰投手は4回裏に辰己涼介選手の6号2ランなどで逆転を許すと、5回裏にも1点を失い降板。4.2回7安打3奪三振1四球4失点と踏ん張り切れなかった。
3点を追いかける展開となった打線だったが、6回表に1死1、2塁と好機を作る。ここで角中選手が適時打を放つと、続くレアード選手が逆転の3号3ランをレフトスタンドに放り込み、5対4と逆転。楽天の先発・早川隆久投手を攻略し試合をひっくり返した。
6回裏は小野郁投手が無失点でつないだものの、7回裏は失策も絡みハーマン投手が1失点。試合は再び振り出しに戻ったが、最少失点で切り抜けた。8回裏は唐川侑己投手が3人で抑え、試合は最終回へ。
同点で迎えた9回表、今季防御率0.00と好調の楽天の守護神・松井裕樹投手に対し、先頭打者は荻野貴司選手。「初球のストレートを狙った」と鋭く振り抜くと、打球はレフトスタンドへ。今季第1号は貴重な勝ち越し弾となり、1点をリードした。9回裏は益田直也投手が3人で締め、試合終了。
勝利した千葉ロッテは、レアード選手と荻野貴選手に価値ある一発が生まれてカード3連敗を阻止。8回裏を無失点で抑えた唐川投手が今季2勝目をマークしている。一方敗れた楽天は、クローザーの松井投手が今季初失点を喫し敗戦。一時3点リードを奪うも守り切れなかった。
123456789 計
ロ 000104001 6
楽 000310100 5
ロ 鈴木昭汰-田中靖洋-小野郁-ハーマン-○唐川侑己-S益田直也
楽 早川隆久-安樂智大-福山博之-●松井裕樹
文・小野寺穂高
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