21歳若武者の豪快グランドスラムで逆転勝ち。若きパワーで北海道日本ハムが勝利

パ・リーグ インサイト

2018.5.3(木) 17:04

北海道日本ハムファイターズ・清水優心選手(C)PLM
北海道日本ハムファイターズ・清水優心選手(C)PLM

昨日は清宮選手の鮮烈なプロデビューに沸いた札幌ドーム。今日も北海道日本ハム対楽天の一戦が行われる。昨日の試合では楽天・岸投手が移籍後初&2年ぶりとなる完封勝利を決め、楽天が連敗を7で止めた。

今日の先発は北海道日本ハムが高梨投手、楽天が辛島投手だ。高梨投手は前回登板の4月25日のオリックス戦では9回1失点の完投勝利を挙げている。一方の辛島投手は今季防御率1.82ながら0勝2敗と勝ち星に恵まれていない。

打線で注目は5番・指名打者でスタメンに名を連ねた清宮選手。初回から2死1,2塁の好機で打席が回ってきたが、この打席では辛島投手のスライダーの前に空振り三振。プロ初打点とはならなかった。

試合が動いたのは4回表だった。ペゲーロ選手が第6号となる特大本塁打をバックスクリーンへ。貴重な先制アーチで今季未勝利の辛島投手に援護点をプレゼントする。

試合は両投手の投手戦が繰り広げられたが、内容は対照的だった。北海道日本ハム・高梨投手は6回まで7安打を許しながらも1失点。楽天・辛島投手は6回までに許した安打は1本のみの快投。両投手とも要所を締める投球で打線の援護を待ち続ける。

緊迫する展開だったが、試合は7回裏に大きく動いた。1死から5番・清宮選手がプロ2本目の安打を放ち、反撃の狼煙を挙げると、代打の杉谷選手、鶴岡選手が連打で続き、1死満塁の好機を演出。この場面で打席に立った清水選手が豪快なグランドスラム。第5号となる一発をバックスクリーンに叩き込み、辛島投手を1イニングで一気に攻略。北海道日本ハムが4対1と逆転に成功した。

北海道日本ハムは3点のリードを奪った後、8回は石川直投手、9回はトンキン投手の無失点リレー。そのまま勝利を収め、連敗を3で止めた。高梨投手は7回9安打ながら1失点で2勝目を挙げた。

楽天は今江選手の4安打固め打ちなど10安打を放ちながら、ペゲーロ選手の本塁打による1得点のみに抑え込まれた。再三好機を作りながらも打線からあと一本が出ず、好投していた辛島投手を援護とはならなかった。

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