十亀剣の7回無失点の好投に打線が強力援護。理想の試合運びで埼玉西武が連敗ストップ

パ・リーグ インサイト

2018.5.3(木) 16:04

埼玉西武ライオンズ・山川穂高選手(C)PLM
埼玉西武ライオンズ・山川穂高選手(C)PLM

「KANSAI CLASSIC」最終戦。昨日の試合は初回から埼玉西武が4点を奪い、この日も強力打線が爆発するかと思われたが、オリックスが試合をひっくり返し、逆転勝ちを収めた。

今日の試合の先発はオリックスが金子千尋投手、埼玉西武が十亀投手だ。金子千尋投手は0勝3敗、十亀投手は1勝3敗と両者とも好スタートとはならなかった。両投手が今日はどういう投球を見せるかに注目していきたい。

序盤はスコアボードに0が並び続け、4回表に試合がようやく動いた。本塁打、打点ともに両リーグトップ独走中の山川選手が12号となる特大本塁打。「打ててよかったです。今日はこのまま勝ちます!」という山川選手の一打で埼玉西武が先制した。

6回以降も埼玉西武打線が手を緩めずにオリックス投手陣に襲い掛かる。6回表、1死満塁で打席が回ってきたのは山川選手。真ん中低めの直球をはじき返し、2点適時打。7回表には下位打線が作った好機を秋山選手、源田選手の連続打で生かし、スコアは5対0。8回表には岡田選手の1号3ランでリードを8点に広げ、試合を決めた。

打線の大量援護を受けた十亀投手は素晴らしい投球を見せた。スライダーを多投し、7回2安打無失点の投球内容。相手打線を寄せ付けず、今季2勝目をマークした。後を継いだ伊藤投手、松本投手も無失点で抑えて完封リレー。投打が見事にかみ合い、今年を象徴するような試合展開で連敗を2で止めた。

一方のオリックス打線は今季苦しんでいるエースに援護点をプレゼントできず。金子千尋投手も要所での失投が響き、4敗目となった。

記事提供:

パ・リーグ インサイト

この記事をシェア

  • X
  • Facebook
  • LINE