一塁手の失策誘う痛烈ゴロ、プホルスが史上32人目の3000安打まで「2」
エンゼルスの大谷翔平投手は2日(日本時間3日)、本拠地オリオールズ戦に2試合連続で「5番・DH」でスタメン出場し、4打数無安打1得点だった。ヒットはなかったものの、相手失策から出塁し、一塁から一気に生還する快足ぶりを披露するシーンも。エンゼルスは10-7で勝利し2連勝。アルバート・プホルス内野手が本塁打を含む2安打を放ち、史上32人目の通算3000安打まで2本とした。
左足首捻挫で2試合を欠場していた大谷は、1日(同2日)の試合で復帰。この日は2試合連続で先発出場した。エンゼルスは初回に1点を先制されるも、その裏にトラウトとプホルスのアベック弾で逆転。直後に大谷に最初の打席が回ったが、先発右腕バンディの前にセンターフライに倒れた。
大谷の第2打席は1点リードの4回。1死走者なしでバンディの直球を捉え、右方向への痛烈なゴロに。一塁手のデービスが捕球できず、大谷は一塁を駆け抜けた。強い打球だったが、記録は失策。すると、直後にシモンズのレフトへの二塁打が飛び出し、大谷は一塁から一気に生還。快足を飛ばし、最後は本塁へ滑り込んだ。足首の不安を完全に払拭する走塁となった。
7-1と大きくリードを広げた5回は、1死二塁の好機で右腕ライトJrの前に遊ゴロ。センター方向への打撃も、右寄りの“大谷シフト“にかかり、遊撃マチャドの正面を突いた。さらに、9-1で迎えた7回は先頭で右腕アラウホの前に一ゴロ。ただ、大谷は内野ゴロで快足ぶりを見せ、いずれも際どいタイミングでのアウトだった。
エンゼルスは勝利。トラウトのリーグトップに並ぶ11号、プホルスの通算620号に加え、アップトンとマルドナードにも一発が飛び出した。プホルスは3000安打の偉業まで「2」としている。
大谷はこの日発表されたア・リーグの月間最優秀新人に選出。4月は打者として16試合出場で打率.341、4本塁打、12打点、投手としても4登板で2勝1敗、26奪三振、防御率4.43と投打二刀流で活躍していた。
スタメン出場での無安打は13試合で2度目。5試合ぶりの無安打で打率.308となった。
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