ドラ1ルーキー・鈴木昭汰が本拠地で待望のプロ初勝利! 千葉ロッテがカード勝ち越し

パ・リーグ インサイト

2021.4.25(日) 16:52

千葉ロッテマリーンズ・鈴木昭汰投手(C)パーソル パ・リーグTV
千葉ロッテマリーンズ・鈴木昭汰投手(C)パーソル パ・リーグTV

 4月25日、ZOZOマリンスタジアムで行われた千葉ロッテと福岡ソフトバンクの第6回戦は、8対5で千葉ロッテが勝利。鈴木昭汰投手が今季5度目の先発マウンドでプロ初白星を手に入れた。

 千葉ロッテの先発・鈴木昭汰投手は1回表、2回表と安打を許すも、3回表は3者凡退に抑えるなど4回まで福岡ソフトバンク打線を封じ込める。一方の福岡ソフトバンクの先発・松本裕樹投手も3回まで安定した投球を見せ、2回裏、3回裏には走者を背負うも得点を許さず。試合は序盤から息の詰まる投手戦が繰り広げられる。

 好投を続けるルーキーを援護したい千葉ロッテ打線は4回裏、3番・中村奨吾選手がフェンス直撃の二塁打を放つと、進塁打などで2死3塁と好機を拡大。ここで6番・角中勝也選手が適時打を放ち1点の先制に成功する。

 追加点が欲しい千葉ロッテは5回裏、9番・田村龍弘選手、2番・マーティン選手の安打で2死1、2塁の好機をつくると、続くキャプテン・中村選手が2点適時二塁打を放ち打線を勢いづける。すると4番・安田尚憲選手から豪快な5号2ランが飛び出し、この回一挙4得点。千葉ロッテがリードを5点に広げる。

 たたみかける千葉ロッテ打線は6回裏、無死1塁の場面で7番・山口航輝選手からも4号2ランが飛び出し7点差。さらに2番手でマウンドに上がった田浦文丸投手から四球と安打で1死1、2塁の好機をつくると、マーティン選手の外野フライの間に守備の乱れをつき、2塁走者の田村選手が気迫のヘッドスライディングで1点追加。この回3点を追加しスコアを8対0とする。

 大量援護をもらった鈴木投手は7回表、8番・松田宣浩選手、1番・川島慶三選手の安打などで1死2、3塁とされると、続く中村晃選手、3番・柳田悠岐選手の連続適時打で2点を返される。ここで鈴木投手はマウンドを降り、なおも1死1、3塁のピンチは小野郁投手が無失点で切り抜けた。

 しかし8回表、3番手・田中靖洋投手が1死満塁とされ、海野隆司選手の犠飛で1点を返されると、9回表にも、土居豪人投手が4番・グラシアル選手、5番・栗原陵矢選手から連続本塁打を浴び3点差に詰め寄られる。なおも四球、周東佑京選手の安打などで1死1、2塁の場面で佐々木千隼投手にスイッチ。辛くもリードを守り切り、千葉ロッテが8対5で勝利した。

 千葉ロッテの先発・鈴木投手は6.1回112球9安打2失点の内容で待望のプロ初勝利。キャプテンの中村選手が猛打賞の活躍でルーキーを援護した。一方敗れた福岡ソフトバンクは、14安打と打線が奮起したものの、中盤の失点が響き追い上げも及ばなかった。

  123456789 計
ソ 000000212 5
ロ 00014300X 8

ソ ●松本裕樹-田浦文丸
ロ ○鈴木昭汰-小野郁-田中靖洋-土居豪人-S佐々木千隼

文・山本理絵

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