4月24日、楽天生命パーク宮城で行われた楽天と埼玉西武の第5回戦は、2対1で楽天が勝利。8年ぶりに本拠地登板となった田中将大投手は、この勝利でNPB通算100勝を達成した。
楽天の先発・田中投手は、初回を無失点で抑える立ち上がり。エースの本拠地凱旋登板に奮起した打線は1回裏、2死から安打と四球で1、2塁と好機を作ると、5番・ディクソン選手の内野安打の間に2塁走者が生還して先制。なおも続く2死1、2塁の好機では、6番・岡島豪郎選手が適時打を放ち、2点を先行する。
援護を受けた田中投手は3回表、無死2塁から8番・呉念庭選手に適時打を浴びて1点差に迫られる。さらに、内野安打などで2死1、3塁と同点のピンチを招いたが、3番・森友哉選手を打ち取りリードを守る。4回以降は、テンポよくアウトを重ね、3イニング連続3者凡退に締める好投を披露してマウンドを後に託した。
一方の打線は4回裏、1死3塁の好機を得るが、後続が打ち取られ追加点とはならず。以降は、埼玉西武の中継ぎ陣を攻めきれないイニングが続く。それでも、田中投手の後を受けた宋家豪投手と酒居知史投手が、走者を出しながらも無失点で抑える好投を見せ、両軍スコアに「0」を並べる展開に。
1点差で迎えた最終回は、今季無失点を継続中の松井裕樹投手が登板すると、村林一輝選手に好プレーが飛び出すなど、埼玉西武打線を寄せ付けず2対1で試合終了。
勝利した楽天の先発・田中投手は今季初勝利を手にし、NPB通算100勝を達成した。打線は5安打だったが、初回の2点を投手陣が守り切り、エースの8年ぶりの本拠地登板に花を添えた。敗れた埼玉西武は、4番の中村剛也選手がマルチ安打を記録したが、チームでは散発4安打と楽天投手陣を打ち崩せなかった。
123456789 計
西 001000000 1
楽 20000000X 2
西 ●本田圭佑-佐野泰雄-十亀剣-松本航-ギャレット
楽 ○田中将大-宋家豪-酒居知史-S松井裕樹
文・岡絃哉
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