首位攻防のカード初戦。若き左腕の笠谷俊介と経験豊富な岸孝之の投げ合いに注目

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2021.4.19(月) 22:03

福岡ソフトバンクホークス・笠谷俊介投手(C)パーソル パ・リーグTV
福岡ソフトバンクホークス・笠谷俊介投手(C)パーソル パ・リーグTV

 4月20日の18時から、北九州市民球場で福岡ソフトバンクと楽天の第4回戦が行われる。ともにここまで11勝7敗3分、勝率.611と同率首位で迎える首位攻防戦。初戦の見どころを紹介する。

【今季対戦成績】
福岡ソフトバンク→1勝0敗2分
楽天→0勝1敗2分

【福岡ソフトバンク】笠谷俊介投手 3試合1勝1敗 15.2回 12奪三振、防御率2.87
【楽天】岸孝之投手 3試合2勝1敗 21回 16奪三振、防御率1.29

 福岡ソフトバンクの先発は笠谷俊介投手。開幕から先発ローテーションを守り、ここまで1勝1敗。楽天打線とは今季初対戦となる。昨季は楽天戦に4試合先発登板し、0勝1敗。プロ初先発となった昨季7月8日の試合で2回6失点を喫したものの、以降は10.1回で1失点のみと苦手意識はなさそうだ。先発の役割を果たし、楽天から自身初白星をマークしたい。

 攻撃陣では、頼れる選手会長・中村晃選手をピックアップ。18日の埼玉西武戦では、2点ビハインドの最終回に守護神・増田達至投手から起死回生の同点弾を放つ活躍を見せた。その打撃はさることながら、ベンチで7回裏に勝ち越しを許した津森宥紀投手の肩を叩き励ますシーンも。打線の核としても、精神的支柱としてもチームに欠かせない中村晃選手に注目しよう。

 対する楽天はここまで福岡ソフトバンクに勝ち星を挙げていないものの、前カードで勝ち越しを決めるなど、開幕から常に上位に位置している。今試合の先発は岸孝之投手だ。前回登板の千葉ロッテ戦で今季初黒星を喫したものの、3試合で防御率1.29は、リーグ3位の好成績。チーム打率がリーグトップの福岡ソフトバンクとはいえ、打ち崩すのは容易ではないだろう。ともに先発の柱を担う、涌井秀章投手に続いて今季3勝目を挙げられるか。

 援護したい打線では、主将・茂木栄五郎選手に注目。開幕から4割近い打率を記録し、打線をけん引してきた茂木選手だったが、今月中旬に一時スタメンを外れると、それと同時にチームの勢いも弱まった。復帰後は3試合連続で無安打が続くなど本調子ではなかったが、18日の北海道日本ハム戦では9試合ぶりの安打となる適時打で試合を決める活躍。今季ここまで見る限り、茂木選手の活躍が楽天の明暗を握っていると言っても過言ではないだろう。茂木選手の復帰とともに、チームも再び上昇気流に乗りたい。

文・小野寺穂高

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