美馬学が7回途中2失点の好投で2勝目! 打線も12安打7得点で千葉ロッテが3連勝

パ・リーグ インサイト

2021.4.17(土) 17:25

千葉ロッテマリーンズ・美馬学投手(C)パーソル パ・リーグTV
千葉ロッテマリーンズ・美馬学投手(C)パーソル パ・リーグTV

 4月17日、京セラドーム大阪で行われたオリックスと千葉ロッテの第5回戦は、7対2で千葉ロッテが勝利。千葉ロッテは12安打7得点と終盤にかけ打線がつながりを見せ、快勝を収めた。

 千葉ロッテの先発は、今季2勝目を狙う美馬学投手。初回から得点圏に走者を置くが、落ち着いた投球で得点を与えない。援護したい打線も、オリックスの先発・山崎福也投手の緩急を生かした投球に攻めきれないイニングが続き、序盤3回は両軍無得点で終わった。

 白熱した投手戦が繰り広げられていたが、4回表に試合が動く。千葉ロッテ打線は3番・中村奨吾選手の安打を皮切りに2死満塁の好機を作ると、7番・藤岡裕大選手がヘッドスライディングで内野安打をもぎ取り、先制点を挙げた。

 援護を受けた美馬投手は、打たせて取る投球でテンポよくアウトを重ねていく。すると打線は6回表、四球と安打などで1死1、3塁と好機を得ると、6番・角中勝也選手が適時打を放ち追加点を奪う。7回表には、荻野貴司選手、マーティン選手、中村選手の3連打などで2点を追加し、4対0とリードを広げた。

 完封ペースで試合を組み立てていた美馬投手だが、7回裏、6番・杉本裕太郎選手に左翼スタンド上段に飛び込む3号2ランを浴びて失点。さらに2死1、2塁とピンチを拡大したところで降板した。後を受けたハーマン投手は、ここまで3安打を記録している安達了一選手を打ち取りピンチを脱した。

 2点差に迫られた8回表には、代走から途中出場した岡大海選手が1号ソロを放ち、貴重な追加点を挙げる。3点リードの8回裏は唐川侑己投手が登板し、1イニングを無失点の好投。9回表に安田尚憲選手の2点適時打でリードを広げ、迎えた9回裏は土居豪人投手が無失点で抑えて7対2で試合終了。

 勝利した千葉ロッテは、先発した美馬投手が6.2回7安打1四球4奪三振2失点の好投で2勝目を獲得した。打っては荻野選手がマルチ安打を記録し、6試合連続安打とした。また中村選手が3安打、安田選手が2安打2打点で7得点と投打かみ合い、引き分けを2つ挟んで連勝を「3」に伸ばした。

 一方、敗れたオリックスの先発・山崎福投手は、中盤以降に打ち込まれ6.1回8安打4失点(自責点3)で今季初勝利は持ち越しとなった。1番に座った安達選手が3安打、杉本選手が2試合連続の本塁打をマークするも、守備ではチーム全体で3失策と精彩を欠き、引き分けを挟んで3連敗となった。

  123456789 計
ロ 000101212 7
オ 000000200 2

ロ ○美馬学-ハーマン-唐川侑己-土居豪人
オ ●山崎福也-比嘉幹貴-鈴木優-竹安大知

文・岡絃哉

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