第1打席で一塁まで全力疾走「かばってる感じはないかな」
エンゼルスの大谷翔平投手は1日(日本時間2日)の本拠地オリオールズ戦で左翼線への二塁打を放ち、4打数1安打だった。
エンゼルスは3-2のサヨナラ勝利で連敗は「4」でストップ。左足首捻挫から3試合ぶりに復帰した大谷は全力疾走も見せるなど不安を払拭し、「いい感じです」と手応えを示している。
4月27日(同28日)のヤンキース戦の第2打席で左足首を捻挫し、途中交代していた大谷は、「5番・DH」で3試合ぶりにスタメン出場。2回の第1打席は相手先発コブの外角低めのスプリットを引っ掛け二塁方向へのゴロとなり、全体的に右に寄る“大谷シフト"で遊撃のマチャドがさばく遊ゴロに倒れた。しかし、一塁へ全力疾走を見せた。
そして、4回1死走者なしで迎えた第2打席は初球の80マイル(約129キロ)の外角カーブを捉え、強烈な打球で三塁線を破る二塁打。復活を印象づけた。6回の第3打席は一ゴロ、第4打席は左腕ブライアーの前に右飛。チームは9回に同点に追いつかれながらアップトンのサヨナラ打で勝利し、大谷は復帰戦でフル出場した。
試合後、足首の状態について聞かれた大谷は「まぁ、いい感じでというか、それなりにしっかり走れはするので、打撃の内容というよりかは1打席1打席、いい入りは出来ているかなと、足の状態も含めて、思ってます」と話した。
さらに、左足をかばう意識があったかについても「特にこれというのはないですけど。テーピングは一応しているので、そういう意味では普段と違う感じはありますけど、そこまでかばってる感じはないかなと思ってます」と明かしている。
3試合ぶりの出場だったが、「各打席、すごく内容は濃かったんじゃないかなと思っているので、引き続きやるところと新たに見つける課題と、そういうのは各打席であったんじゃないかと思っています」と回顧。
4試合連続のヒットとなった二塁打については「(外角に)張ってはいなかったですけど、頭にはあったので、飛んだところもラッキーでしたし、いいバッティングだったなとは思っています」と納得の表情で振り返った。
打率は.333に。4月は圧倒的なパフォーマンスでメジャーに衝撃を与えたが、5月も上々のスタートとなった。
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