「歴史の証人」となれ。北海道日本ハム・清宮幸太郎が一軍昇格

パ・リーグ インサイト

2018.5.2(水) 16:12

2018/4/20 F-M(ファーム)F清宮が持ち前のパワーで「第1号」を叩き込む!!
2018/4/20 F-M(ファーム)F清宮が持ち前のパワーで「第1号」を叩き込む!!

北海道日本ハムのドラフト1位ルーキー・清宮幸太郎選手が、5月2日、ついに一軍に昇格した。本拠地・札幌ドームの楽天戦でプロ初出場を果たすとみられる。

歴代最多となる高校通算111本塁打を放ち、昨年のドラフトでは7球団競合の末、北海道日本ハムに入団した清宮選手。今年のキャンプでは、高卒ながらチームのルーキーの中で唯一、一軍メンバーに選ばれ、華々しくプロ生活をスタートさせたかに見えた。

しかし、キャンプ中だった2月下旬には「急性胃腸炎」と診断され、28日からの「アジアフレンドシップシリーズin北海道」では存在感を見せるものの、オープン戦では7試合に出場して19打席連続無安打(4四死球)に終わる。そして3月中旬には腹腔内の一部に炎症がみられる「限局性(げんきょくせい)腹膜炎」を患い、入院を余儀なくされていた。

期待された開幕一軍入りは叶わず、約1カ月後の4月10日にようやく実戦復帰を果たす。ただ、20日には千葉ロッテとのファーム公式戦(鎌ヶ谷スタジアム)で西野投手から待望のプロ初アーチ。26日までの5試合で4本塁打と、「高校通算111本塁打」「7球団競合高卒スラッガー」の前評判に違わぬ打棒を見せ付ける。これにより、チームが本拠地に戻る2日、満を持して一軍から声がかかった。

類い稀なスラッガーの素質を持っている清宮選手。とはいえ、高校を卒業したばかりの18歳の身には、周囲からのプレッシャーはこれまで重くのしかかったことだろう。すでに波乱万丈のルーキーイヤーとなっているが、ついに訪れた2日、あたたかい北の本拠地でその姿が見られることを、多くのファンが待ち望んでいる。

なお、清宮選手が札幌ドームでの一軍デビューを果たした試合では、来場したファン全員に観戦証明書がプレゼントされる。

記事提供:

パ・リーグ インサイト

この記事をシェア

  • X
  • Facebook
  • LINE