5月2日、ZOZOマリンスタジアムで18時15分から行われる千葉ロッテと福岡ソフトバンクの3連戦2試合目。昨夜の試合は復帰後初登板の千賀投手が7回1失点の好投を見せ、打線も2本の本塁打で援護した福岡ソフトバンクが勝利した。ここでは1日の試合を振り返りながら、2日の試合の見どころを挙げていく。
【今季対戦成績】
千葉ロッテ→0勝2敗、福岡ソフトバンク→2勝0敗
【昨季対戦成績】
千葉ロッテ→7勝、福岡ソフトバンク→18勝
2日、千葉ロッテの予告先発は大隣投手だ。千葉ロッテにテスト入団した大隣投手は、今季のオープン戦で1試合に登板、福岡ソフトバンク打線を3回無失点に抑えた。移籍後初先発となる一軍のマウンドで、古巣相手に好投を披露できるか。
対する福岡ソフトバンクの予告先発はバンデンハーク投手。来日4年目の今季は4試合で2勝2敗。前回登板の埼玉西武戦で6回途中10失点を喫したため防御率5.92となっているが、それまでは球数を要しながらもクオリティ・スタートを達成していた。昨季防御率0.60と相性の良い千葉ロッテ相手に、本来の調子を取り戻したい。
千葉ロッテは1日の試合、相性の悪い千賀投手の前に1得点と沈黙。バンデンハーク投手相手に苦戦は必至だろう。苦手とする相手からも得点を挙げるために、足を絡めた攻撃が必須になる。千葉ロッテはここまでリーグトップの35盗塁を記録、現在12盗塁で盗塁王の中村選手や、8盗塁の荻野貴選手を筆頭にチーム全体で走塁を武器に戦っている。
ただ1日の試合ではダブルスチール失敗もあり、走者を生かせなかった場面も見られた。今以上に走塁技術を高めて「足」を使った攻撃で相手を翻弄できるか。機動破壊野球で借金を0に戻したい。
福岡ソフトバンクでは内川選手に注目だ。1日の試合では、2試合連続となる2号ソロを含め2安打、2000本安打まであと4本に迫っている。ここまで打撃不振に苦しんでいたため、2号本塁打の後にはチームメイトがサイレント・トリートメントで祝福するなど雰囲気は良好。大記録達成を目前に控えたキャプテンの打棒に期待したい。
福岡ソフトバンク中継ぎ陣の状態は少し気になるか。昨季後ろを支えた岩嵜投手、サファテ投手が故障離脱。現在はモイネロ投手、森投手が代役を務め、継投はうまくいっているが、登板がかさんでいるため疲労が心配される。バンデンハーク投手が長いイニングを投げ、中継ぎへの負担を減らしてくれるような投球を見せてくれることに期待したい。
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