復帰登板の千賀滉大が今季初勝利。福岡ソフトバンクが千葉ロッテとのゲーム差を広げる

パ・リーグ インサイト

2018.5.1(火) 21:14

ZOZOマリンスタジアムで行われたパ・リーグ4位・千葉ロッテと3位・福岡ソフトバンクの2回戦。勝てば3位浮上となる千葉ロッテは先発のマウンドを石川投手に託す。前回登板の楽天戦では、序盤に3点を失うもその後立て直し結果的に6回3失点の内容だった。ここまで防御率2.20と好成績を残しており、今日も安定した投球に期待できそうだ。

対する福岡ソフトバンクの先発は千賀投手。右ひじに違和感を訴えたため、7日に登録を抹消されていた。4月6日以来となる一軍のマウンドで、復活した姿を見せられるか。

初回は両チーム無得点に終わり、試合が動いたのは2回表。先頭の内川選手が安打で出塁すると、1死から6番・中村晃選手も安打で続いて1死1,3塁の好機を作る。この一打先制の場面で7番・松田選手が外角の球をしぶとく打ち返し、打球は右翼手前に落ちる適時打に。

中軸に安打が重なり、福岡ソフトバンクが1点の先制に成功した。さらに4回表、先頭の内川選手が2試合連続となる2号ソロ、2死から7番・松田選手が6号ソロと、2本の本塁打で2点を追加し、スコアは3対0。試合中盤で、福岡ソフトバンクが3点のリードを握った。

しかし直後の4回裏、千葉ロッテが反撃。先頭の中村選手が安打で出塁すると、1死から5番・清田選手が右中間を破る適時二塁打。1点を返し、1対3と点差を2に縮める。

ただリードしている福岡ソフトバンクは、先発の千賀投手が4回以降得点を許さず7回1失点の好投。後を受けたモイネロ投手、森投手も、千葉ロッテの反撃を許さずにゲームセット。試合は3対1で福岡ソフトバンクが勝利した。

福岡ソフトバンクは復帰登板となった千賀投手が、7回10奪三振1失点で今季初勝利を手にした。打線は松田選手が2打点を挙げ、内川選手も2試合連続本塁打。故障者が相次いだ中継ぎ陣も僅差のリードを守り切ってカード初戦を取った。

敗れた千葉ロッテは先発の石川投手が7回3失点の粘投を見せ、後を受けた松永投手、田中靖投手、益田投手が無失点でつないだが、打線がわずか1得点に終わった。

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