3月28日、PayPayドームで行われた福岡ソフトバンクと千葉ロッテの第3回戦は、6対5で福岡ソフトバンクが逆転サヨナラで勝利。開幕3連勝を決めた。
福岡ソフトバンク打線は2回裏、2死からデスパイネ選手が四球で出塁すると、続く7番・栗原陵矢選手が1号2ランを放つ。千葉ロッテ先発のドラフト1位ルーキー・鈴木昭汰投手を捉え、先制に成功する。
先発は、プロ19年目の和田毅投手。初回、中村奨吾選手に安打を許すものの、3回まで毎回三振を奪う好投を披露。しかし2点リードで迎えた4回表、1死から中村選手の1号ソロで1点差に迫られる。さらに6回表には、4番・安田尚憲選手に適時打を許し試合は振り出しに。続く7回表には、藤岡裕大選手の適時二塁打で今試合初めてリードを許し、和田投手はここで降板。6.2回5安打7奪三振1四球3失点の投球内容だった。
反撃したい打線だったが、継投に入った千葉ロッテの中継ぎ陣を捉えきれない。しかし1点ビハインドの8回裏、先頭の柳田悠岐選手が長打で出塁するなどで2死3塁と好機を作り、打席にはデスパイネ選手。レフトへ放った特大の打球は1号2ランとなり、土壇場で逆転に成功した。このまま勝利を収めたい福岡ソフトバンクだったが、9回表2死1塁から千葉ロッテの代打・菅野剛士選手に2ランを浴び再度追いかける展開に。
意地を見せたい打線は9回裏、代打・長谷川勇也選手と今宮健太選手の安打などで千葉ロッテの守護神・益田直也投手から2死満塁と一打逆転サヨナラの好機を演出する。ここで打席には、今季初打席の代打・川島慶三選手。5球目の直球を流すと、打球は一塁線を抜けた。劇的なサヨナラ適時打を放ち、点の取り合いとなった終盤を制し勝利を収めた。
終盤の点の取り合いを制した福岡ソフトバンクは、開幕3連勝で王者の貫禄を見せつけた。投手陣が粘りきれない場面もあったが、打線がカバーするなど勝負強さが光った。敗れた千葉ロッテは、先発したルーキー・鈴木投手が強力打線に対して、5回1安打6奪三振6四球2失点の好投で試合を作った。打線は、中村選手が本塁打を含む、2安打1打点の活躍。終盤で追いつき、逆転する粘り強さを見せたものの、投打ともに要所で福岡ソフトバンクの地力が勝る展開となった。
123456789 計
ロ 000101102 5
ソ 020000022X 6
ロ 鈴木昭汰-小野郁-唐川侑己-ハーマン-●益田直也
ソ 和田毅-津森宥紀-泉圭輔-○岩嵜翔
文・岡絃哉
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