昨季52発で本塁打王&新人王のスーパースターが…「彼はあんなホームランを」
27日(日本時間28日)の本拠地ヤンキース戦でエース右腕ルイス・セベリーノ投手から強烈な4号ソロ弾を放ったエンゼルスの大谷翔平投手は、続く打席で内野ゴロに倒れた際に走塁で左足首を捻挫し、28、29日(同29、30日)と2試合連続で出番なしに終わった。
だが、今季ここまでの大活躍から、ヤンキースのスーパースターは二刀流のスーパースターに「一目惚れ」しているという。
昨季ア・リーグトップの52本塁打を放ち、新人王に輝いたアーロン・ジャッジ外野手。名門ヤンキースが誇る若きスターは、2歳年下の大谷の実力を高く評価していた。「一目惚れだ! ヤンキースのアーロン・ジャッジはすでにエンゼルスのショウヘイ・オオタニの大ファンだった」と特集したのは、ニュージャージー州最大のニュースメディア「NJ.com」だ。
「今年の彼の活躍は印象的だよ。彼はあんなホームランを打った。今季これまでのピッチングと打撃を見ていると、楽しみなんだよ」
27日からの3連戦で今季初めてエンゼルスと対戦したヤンキース。その初戦で、大谷は昨季ア・リーグのサイ・ヤング賞投票で3位に選出された豪腕セベリーノが内角に投じた渾身の97マイル(約156キロ)の直球を弾丸ライナーでライトスタンドに突き刺した。ジャッジはこの打撃を振り返った上で、大谷の投打両方の能力を高く評価したという。
大谷はここまで打者として12試合に出場し、打率.341、4本塁打、12打点と活躍。さらに、投手としては2勝1敗、防御率4.43ながら、24日(同25日)のアストロズ戦では先発投手として今季最速の101マイル(約163キロ)を叩き出すなど、強烈なインパクトを残している。
打者として大谷を絶賛「素早く、コンパクトなスイングを見せてくれる」
「彼はメジャーであの投球と打撃を見せている。時速100マイル(約161キロ)で自分のボールを操り、打っては高打率というだけでなく、パワーも見せているんだ」
記事によると、ジャッジはこう話したという。打者として、大谷のスイングに魅了されているようだ。
「彼はあんなに素早く、コンパクトなスイングを見せてくれる。効率的なんだ。彼にはストライクゾーンのボールをどんどん狙ってくる印象がある。本当に見ていて楽しいね。彼を見たのはたった1試合だけれど、僕は今後の彼のプレーにワクワクしているんだ」
ジャッジは開幕直前にノーステップ打法に切り替えた大谷のスイングを絶賛。そして、敵ながら打撃を見ることが楽しみとまで言い切ったという。
幸い足首は軽症で、5月2日(同3日)の本拠地オリオールズ戦からDHで復帰予定。マイク・ソーシア監督は、4日(同5日)からの敵地でのマリナーズ3連戦で先発予定であることも明言した。
ピンストライプの名門のエースから放った豪快な一発で、メジャー屈指のスーパースターをも早くも魅了した「Shohei Ohtani」。米国で巻き起こすセンセーションは本物だ。
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