2軍降格も視野に入れていた井口監督「今回に賭ける思いがあったと思う」
千葉ロッテ二木康太投手が背水のマウンドで結果を出した。30日の北海道日本ハム戦(ZOZOマリン)に今季4度目の先発。6回2/3、3安打2失点で今季2勝目を挙げた。
前回登板(22日)の埼玉西武戦では2回途中5失点でKOされた右腕は「投げるタイミングがポイント」とストレートの走りを戻すために一週間フォーム修正に取り組みこの日に備えた。直球の最速は140キロ。130キロ台後半がほとんどだったが、スピードガンの数字よりストレートには伸びがあった。
3回に杉谷の左犠飛で1点を許したが、6回まで許した安打は1本のみ。だが、7回先頭の中田に左翼線二塁打を浴び、1死からレアードに中前適時打で2点差に。代打・田中賢を遊飛に打ち取り2死までこぎつけたが2番手の大谷にマウンドを譲った。
それでも、先発としての役割を十分に果たしたといえる。4月11日以来の白星を手にした右腕は「余力がないわけではなかったが、ベンチとしたら代えたくなる。あそこで抑えていたら8回はいけた。まだまだ甘い」と反省の弁もでたが、「3度目は無い」と腹をくくった。
試合前、井口監督は「前回と同じならミニキャンプ。次回の登板は決めていない」と語り、30日に登録抹消された酒居と同様、ファーム行きの可能性もあったが試合後は「今回に賭ける思いがあったと思う。ストレートの走りがよかった。マウンドで投げる姿に強いものがあった」と指揮官も納得のピッチングを見せた。
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