今年もたくさんのファンが足を運んだパ・リーグ各球団の「ファン感謝際」

パ・リーグ インサイト

2016.12.4(日) 00:00

ファン感謝祭であいさつする栗山英樹監督(中央)(C)パーソル パ・リーグTV
ファン感謝祭であいさつする栗山英樹監督(中央)(C)パーソル パ・リーグTV

11月23日に開催されたパ・リーグ各球団の“ファン感謝祭”。このファン感謝祭とは、一年間大きな声援を送り続けてくれたファンに対し、選手が感謝の意を込めて様々な企画に参加するイベントである。

このファン感謝際は毎年欠かさずに行われており、今年はパ・リーグの全6球団が同日開催。各球団とも練りに練ったユーモアな企画を実施し、来場したファンを大いに楽しませた。では、今年はどのようなイベントが各球場で行われたかなど、球団ごとにご紹介していこう。

<北海道日本ハム>
日本一の効果もあり、札幌ドームには過去最多となる46380人の来場者が訪れた。ドーム内では様々な交流イベントや体験型アトラクションが行われ、「GALALYMPIC~宇宙一はどっちだ!?」と題したチーム対抗戦では、宮西投手率いる投手チームと大野選手率いる野手チームに分かれ「宇宙一」の称号をかけて選手同士の白熱したバトルでファンを沸かせた。

それ以外にも、フィールド内でのキャッチボールやハイタッチ、写真撮影会など選手と直接触れ合う機会もたくさん設けられ、ファンを十分に楽しませる内容となった。

<楽天>
2チームに分かれて争う「赤黒対決」で、カラオケ対決やバルーンサッカー対決など様々な競技で熱いバトルを繰り広げた。一番かわいい選手を決める「イーグルス女子コンテスト」では、今年もハイレベルな戦いとなり、見事則本投手が第一位に輝いた。

その他にも、ルーキー選手によるダンスや、松井裕投手とMCを務めたサンドウィッチマン・伊達氏の盗塁対決など、ユニークなイベントでファンを楽しませた。

<埼玉西武>
西武プリンスドームと西武第二球場の2会場で選手とのサイン会や撮影会などのふれ合いイベントや野球体験などを開催。選手プロデュースの「L-1 BATTLE」では、TEAM炭谷・TEAM十亀・TEAM浅村の3チームに分かれて4つの競技で選手対抗戦を行い、本気の勝負でファンを楽しませた。

名物イベント「彩の国 大鍋収穫祭」では、埼玉県の食材をふんだんに使用した「いも煮込みうどん」を今年も販売。今回は中村選手、炭谷選手をはじめとする計7選手が大鍋をふるまいに登場し、ファンに温かいうどんを手渡しした。

また、イベントの最後にドーム内で行われたセレモニーでは、楽天への移籍が決定した岸投手が、球場に詰めかけたファンに向けてメッセージを残した。

<千葉ロッテ>
今年もファンと選手が一緒に参加できるイベントを多数実施。選手とのキャッチボールやノック、鬼ごっこなどを実施したほか、紅白対抗運動会「マリンピック」では、選手が助っ人として指名したファンとともに4つの競技でバトルを繰り広げた。

特設ステージでは、「水曜から昼ふかし」「マリーンズMUSIC-Q」「マリーンズBUSAIKU」など様々なトークショーやクイズが行われ、普段は見られない選手の貴重な表情をファンに披露した。

<オリックス>
ダンス&ボーカルユニット「Bs Girls」のパフォーマンスで幕開けしたBs Fan-Festa 2016。目玉イベントである「Bs最速・最強はオリ達だ!チーム対抗スポーツバトル」では、ドームに詰めかけたファンが選手に熱い声援を送った。

スタンドなどのドーム全体を使ったマラソン対決には、猫ひろし氏がゲストランナーとして参加。猫ひろし氏の追い上げをものともせず優勝したのは、佐野投手だった。

また、選手の私服姿が見られるファッションショーでは、女性人気の高い山崎福投手・若月選手・伊藤選手・小田選手がファンの前に登場。京セラドーム大阪に集まった多くの女性ファンのハートをガッチリとつかんだ。

<福岡ソフトバンク>
今年はオリンピックイヤーということで“スポーツ”をテーマに、ファンと選手がチームを組んでスポーツチャンバラやジェスチャークイズなどを実施した。

「キックdeベースボール」では内川選手率いる「めんたいファルコンズ」と松田選手率いる「とんこつジャガーズ」が真剣勝負。満塁の場面で松田選手が「代打・俺」で登場すると、会場に詰めかけたファンからは大きな声援が送られ、一番の盛り上がりを見せた。

ファン感謝祭の醍醐味は、何といってもシーズン中には見ることのできない選手の一面が見られることや、選手と直接触れ合えることにあるだろう。憧れの選手と触れ合える夢のような時間は、ファンにとって忘れられない思い出となるに違いない。

来季も各球団による様々な楽しいイベントが開催されるはずだ。まだ行ったことがないという方は、たくさんの魅力の詰まった “ファン感謝祭”にぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。

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