今日から京セラドーム大阪で行われるオリックスと福岡ソフトバンクの3連戦の初戦はパ・リーグ唯一のナイターゲーム。3連敗中のオリックスは連敗ストップを西投手に託した。前回登板の21日の楽天戦では8回無失点の快投で今季初勝利を挙げており、今日もチームを勝利に導く投球に期待がかかる。
対する福岡ソフトバンクの先発マウンドには東浜投手が上がる。前回登板の17日の楽天戦では6回途中3失点の粘投で今季初勝利を挙げたが、まだまだ本調子とは言えないだろう。昨年防御率1.83と相性の良いオリックスを相手に好投を披露し、復調のきっかけとしたい。
試合はオリックスが初回から動かす。1回裏、先頭の宗選手が二塁打を放つと、2番・吉田正選手の右飛で進塁し、1死3塁の好機を演出。ここで3番・ロメロ選手が適時二塁打を放ち、3連敗中のオリックスが先制に成功した。
しかし直後の2回表。1死から負傷の影響で戦列を離れていた6番・中村晃選手が、内野安打で出塁し、2死から8番・上林選手が低めに落ちるチェンジアップをうまく捉え、同点適時三塁打を放つ。福岡ソフトバンクが下位打線で反撃し、すぐさま試合を振り出しに戻した。
3回、4回とスコアボードに0が並び、再び試合が動いたのは5回裏。1死から7番・大城選手がど真ん中の直球を完璧に捉えると、打球は左翼席中段に飛び込む。今季初本塁打となる勝ち越し弾が飛び出し、オリックスが2対1と勝ち越しに成功した。
さらにオリックスは6回裏。先頭の1番・宗選手が三塁打を放ち、無死3塁の好機を演出。2番・吉田正選手が打ち取られ、1死3塁となるが、先制打を放っている3番・ロメロ選手がきっちりと犠飛を決めて追加点。オリックスが3対1とリードを2点に広げ、試合を優位に進める。
オリックスの先発・西投手は2回表に1点を許したものの、直球、変化球ともにコントロールよく投げ分け、福岡ソフトバンク打線を翻弄。7回91球、被安打4、奪三振4、与四球1、失点1の好投を披露し、中継ぎ陣に後を託す。
西投手の後を受け、8回には期待の若手右腕・山本投手、9回には新守護神・増井投手がそれぞれ福岡ソフトバンク打線を無失点に抑え込み、ゲームセット。試合は3対1でオリックスが制し、連敗を3でストップさせた。
オリックスは先発の西投手が7回1失点の好投で今季2勝目。7番・大城選手に今季初本塁打が飛び出すなど、効率よく3得点を挙げた。一方敗れた福岡ソフトバンクは先発・東浜投手が8回を投げ切り3失点と試合を作ったものの、打線がオリックス投手陣に封じ込まれた。
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