この日はドラ1井上とともに1日体験として主力の集うA組に参加していた牧原巧

　福岡ソフトバンクのドラフト3位ルーキー牧原巧汰捕手が宮崎キャンプ第3クール最終日の11日、初のA組参加でポテンシャルの高さを伺わせた。

　この日は1軍を経験するためにドラフト1位の井上朋也内野手とともにA組に“1日体験合流”。ウォーミングアップから主力選手たちとともに練習に励むと、実戦形式のシート打撃にも加わり、1軍の実績もある先輩たちのボール、プレーを体感した。

　牧原巧は3打席目で昨季1軍で11試合に登板した“怪物”杉山一樹投手と対戦。まだ2月中旬にも関わらず、杉山は150キロ台の真っ直ぐを連発していたが、牧原巧は一振りでこの右腕の真っ直ぐを弾き返した。149キロを捉えた打球は三遊間を破って左前安打に。“プロ初安打”には松田宣浩内野手ら先輩たちも「ボール！　ボール！」と大盛り上がりだった。

　またドラ1井上も安打こそなかったが、1軍投手たちのボールに気後れすることなく、フルスイングを見せた。全体練習終了後には全員の前で挨拶した牧原巧と井上。この日の経験は今後の成長に向けて大きな糧となるはずだ。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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