田中将大が日本で苦手とした打者は? 対戦成績を検証、最も打たれていたのは…

Full-Count

2021.2.5(金) 07:30

楽天に復帰した田中将大※写真提供:Full-Count(写真:荒川祐史)
楽天に復帰した田中将大※写真提供:Full-Count(写真:荒川祐史)

2007年からの7年間で最も相性が悪かった浅村とはチームメートに

 ヤンキースからFAとなり、楽天に復帰することが決まった田中将大投手。驚異の24勝0敗をマークして楽天を初のリーグ優勝、日本一に導いた2013年以来、8年ぶりの日本球界復帰となり、球界は大きな盛り上がりに包まれた。

 日本を代表する右腕である田中将の8年ぶりの復帰。ただ、8年もの時が経てば、球界で活躍している選手の顔ぶれも変わるもの。現在、球界でプレーしている選手の多くは、楽天でプレーしていた田中将と対戦経験のない選手も多い。

 では、田中将が2007年から2013年までの7年間で対戦した打者で今も現役としてプレーし、田中将との対戦を得意としていた選手、苦手としていた選手は誰だろうか。過去の対戦成績を振り返り、検証してみた。

 駒大苫小牧高からドラフト1位で入団し、高卒1年目から11勝をマークした田中将。7年間で99勝を積み上げ、喫した敗戦はわずか35。楽天在籍7年間で防御率2.30と驚異的な数字を残しているように、田中将を得意としていた打者は多くない。

 20打席以上の対戦経験がある打者で、田中将を最も良く打っていたのは浅村栄斗内野手。23打席対戦して10安打を放ち、打率.434をマークしている。ただ、当時埼玉西武に在籍していた浅村は現在、楽天に移籍。今季からは田中将とチームメートになる。

千葉ロッテ・鳥谷敬(左)と埼玉西武・中村剛也※写真提供:Full-Count(写真:荒川祐史)
千葉ロッテ・鳥谷敬(左)と埼玉西武・中村剛也※写真提供:Full-Count(写真:荒川祐史)

千葉ロッテの角中、鳥谷は当時は好相性、埼玉西武の中村は最多6本塁打

 今季、田中将と多く対戦するであろうパ・リーグの選手で見ていくと、千葉ロッテの角中勝也外野手が30打数10安打で打率.333と相性がいい。また、当時は阪神の選手として交流戦で対戦してきた千葉ロッテの鳥谷敬内野手は22打数9安打で打率.409を残している。

 現在、現役の打者で最も田中将と対戦経験が多いのは、現在東京ヤクルトでプレーする坂口智隆外野手で83打席対戦しており、打率.329と結果を残している。これに次ぐのが、現在巨人の陽岱鋼外野手。75打席で対峙し打率.104、30三振とこちらは大の苦手としていた。福岡ソフトバンクでは松田宣浩内野手が74打席で打率.200、長谷川勇也外野手が70打席で打率.260としている。

 田中将から最も本塁打を放っているのは埼玉西武の中村剛也内野手。打率こそ.277とそれほど高くないものの、6本塁打を放っている。これに次ぐのが中島宏之の3本。本塁打を打った実績のある選手は数少ない。

 少ない打席で結果が出ている選手では北海道日本ハムの中島卓也内野手が13打数6安打で打率.462を記録。福岡ソフトバンクの高谷裕亮捕手は11打数5安打で打率.455だ。同じ福岡ソフトバンクでは今宮健太内野手が.273、中村晃外野手が.267、田中将の楽天復帰を「イヤです」と話していた柳田悠岐外野手は.263となっている。

 日本球界に戻ってくる“神の子”田中将大。果たして、どんな投球を見せてくれるのか。そして、各打者はどう打っていくのか。ここに挙げた相性も頭に入れつつ、その対戦を楽しみにしていきたい。

(Full-Count編集部)

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