「3月だけとなると開幕までに3~4回しか実戦を踏めない」
沖縄・金武町でキャンプを張っている楽天の石井一久GM兼監督は第1クール最終日の4日、8年ぶりにチームに復帰する田中将大投手を2月中に実戦登板させる意向を示した。
田中将のキャンプ合流時期については「近いうちに合流してくるが、あまり、みなさん(報道陣)に言いたくない。そういう報道があると、こういう時期なのでパニックになってもいけないので」と説明した。コロナ禍でキャンプは無観客で行われているが、想定外の“マー君フィーバー”を警戒している。
それでも田中将とはコミュニケーションを取っており、「しっかり強いボールを投げられているとのことのなので、問題ないと思う」と語った。
そして、実戦登板については「どれくらいの精度で仕上げてくるか、実際に会ってピッチングを見てから話していきたいが、チームが沖縄にいる2月中の段階で実戦に入ることはあると思っている」と明言した。
その理由として「(実戦登板が)3月だけとなると、(3月26日の公式戦開幕までに)3~4回しか実戦を踏めないことになる。それで間に合うのかどうか、本人と相談しますが、僕的には2月中に1度くらいは投げてほしいと思っています」と説明した。
楽天はキャンプ中に実戦(練習試合もしくはオープン戦)を5試合行い、22日にキャンプを打ち上げた後も沖縄に残り5試合をこなしてから、3月1日に仙台へ戻る予定だ。
(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)
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