2度目のエース対決。菊池雄星が好相性を生かすか、則本昂大がリベンジか

パ・リーグ インサイト

2018.4.28(土) 09:32

東北楽天ゴールデンイーグルス・則本昂大投手(C)PLM
東北楽天ゴールデンイーグルス・則本昂大投手(C)PLM

28日、メットライフドームで行われるリーグ1位・埼玉西武と、6位・楽天の3連戦初戦。26日の試合を振り返りつつ、大事なカード頭の注目選手を紹介したい。

【今季対戦成績】
埼玉西武→2勝1敗、楽天→1勝2敗
【昨季対戦成績】
埼玉西武→16勝1分、楽天→8勝1分

埼玉西武は、前カードの福岡ソフトバンク戦を1勝1敗という成績で終えた。25日の試合では10安打12得点の猛攻で大勝したが、26日の試合では福岡ソフトバンクの先発・石川投手にわずか1得点に抑え込まれている。ただ、現在開幕からメットライフドームで9連勝中。恐怖の獅子打線が、慣れたホームで再び火を噴くか。

対する楽天は前カードの千葉ロッテ戦を2敗で終えており、苦しい状況だ。26日の試合では千葉ロッテの先発・涌井投手に完封を許し、適時失策で与えた点が結果的に決勝点となってしまった。ただ、15日の埼玉西武戦では15安打12得点の猛攻を仕掛け、苦手な獅子に打ち勝っている。この打線が復活し、リーグトップの防御率を誇る投手陣を援護できるかが重要になってくるだろう。

特にこの試合を大きく左右する選手と言えば、両チームの絶対的エースだろう。埼玉西武の予告先発は菊池投手、楽天の予告先発は則本投手。4月13日、楽天生命パークで投げ合って以来の対戦となる。

菊池投手は開幕から4試合連続勝利を挙げているものの、防御率は4.03と、エースとしてはやや不安定な投球が続いている。昨季楽天戦では抜群の相性を誇っただけに、今季初の完投勝利に期待がかかる。一方の則本投手はここまで2勝1敗、防御率3.00の成績を残す。宿敵・埼玉西武打線に対し、今度こそ昨年のリベンジを果たしたいところだ。

打線では、埼玉西武は山川選手、楽天は今江選手が大きなカギを握るだろう。

山川選手は26日の試合では無安打だったものの、ここまで打率.329、9本塁打、28打点と、異次元の打棒を見せ付けている。特にメットライフドームでは打率.407、4本塁打、11打点と向かうところ敵なし。主砲のバットは28日の試合でも火を噴くか、注目だ。

今江選手は、13日の菊池投手との対戦で2安打2打点の活躍を見せている。26日の試合でもフェンス直撃の三塁打を放ってただ1人気を吐いた。ベテランの奮闘を目にして、打線全体が目覚めてくれるだろうか。

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