大谷翔平がまた偉業。3試合で速球平均156キロ超え。今季MLB先発では3人だけ

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2018.4.27(金) 23:06

エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

シンダーガード、セベリーノに次ぐ“剛腕"先発

エンゼルス大谷翔平選手が時速160キロを超える剛速球を投げることは、今や誰もが知るところだ。前回登板した24日(日本時間25日)アストロズ戦では今季メジャー先発投手の最速となる101マイル(約163キロ)を計時。球数が90球を超えてもなお100マイル(約161キロ)を投げる姿には、米球界から驚愕の声が挙がった。

メジャーで剛速球と言えば、100マイルを連発するヤンキース守護神のアロルディス・チャップマンだが、今季はカージナルスに21歳の新星右腕ジョーダン・ヒックスが登場。ここまで最速101.7マイル(約163.8キロ)を2度投げている。

2人は短いイニングを投げる救援投手だが、先発投手の中にも剛腕を誇る選手は多い。それでも90球、時には100球を超えるボールを投げ、瞬発力だけではなく持久力も求められる先発投手が、剛速球を投げ続けることは難しい。

だが、26日(同27日)に敵地カージナルス戦で先発したメッツ右腕のノア・シンダーガード投手は、この日101球を投げ、速球の平均球速が97.8マイル(約157.4キロ)に達したという。

米スポーツ専門局「ESPN」でデータ分析を担当するサラ・ラングス氏のツイッターによれば、今季メジャーで先発投手が投げた速球の平均球速が97マイル(約156キロ)を超えた試合は14試合。そのうち6試合がシンダーガード、5試合がルイス・セベリーノ(ヤンキース)、そして3試合が大谷翔平だったという。

シンダーガードとセベリーノは、今季先発マウンドに上がった全ての試合で、速球の平均球速が97マイルを超えた。大谷は4度先発マウンドに上がったが、4月8日(同9日)本拠地アスレチックス戦のみ速球の平均球速は96.5マイル(約155.3キロ)で1歩及ばず。

それでも、メジャー屈指の剛腕投手たちの中に、デビュー1か月で割って入った大谷には嘆息しか漏れないだろう。

大谷のエンゼルスは27日(同28日)から本拠地にヤンキースを迎えて3連戦を戦う。今季開幕投手を務めたセベリーノは第1戦の先発予定で、大谷もこれまでの出場スケジュール通りなら、DHとしてスタメンに名を連ねる可能性が高い。

普段は剛速球で打者を圧倒する大谷だが、セベリーノの投げる剛速球に対して打者としてどんな反応を見せるのだろうか。注目の一戦となりそうだ。

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