19年まで日本人初の6年連続2桁勝利、MLB通算78勝を挙げた
楽天は28日、ヤンキースからFAとなった田中将大投手の入団が基本合意したと発表した。背番号は「18」。13年以来8年ぶり日本球界復帰となる。
田中は06年の高校生ドラフト1順目で楽天に入団。1年目から活躍し、13年には24勝0敗、防御率1.27をマークしチームの初優勝、日本一に大きく貢献した。13年オフに楽天からポスティングシステムを利用してヤンキース入り。7年総額1億5500万ドル(約160億7000万円)の大型契約だった。14年から日本人初の6年連続2桁勝利を挙げるなど、通算78勝46敗、防御率3.74をマーク。ポストシーズンでも抜群の勝負強さを発揮した。開幕前の練習で頭部に打球が直撃した昨季は10試合登板、3勝3敗、防御率3.56だった。
ヤンキースは昨季の首位打者ルメイヒュー、2度のサイ・ヤング賞に輝いた先発右腕クルーバーを獲得。18年に14勝を挙げた先発右腕タイヨンをパイレーツから交換トレードで獲得し、米メディアでは田中との再契約は極めて低くなっていた。ダルビッシュ有投手が所属するパドレスをはじめ、大谷翔平投手のエンゼルス、山口俊投手のブルージェイズなどが獲得候補に挙げられていたが、8年ぶりの日本球界復帰が決まった。
昨年のプレーオフ敗退後、田中は「フリーエージェントは初めてのことなので。どうなるか僕にも予想が付かないですけど、プレーしている時と同じ。その時その時で考えて悔いのない選択をしていければなと思いますし、悔いのないのように過ごしていけたらなと思います」と語っていた。球春到来目前。メジャーFA市場でも注目された日米通算177勝右腕が大きな決断を下した。
(Full-Count編集部)
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