涌井秀章が移籍後2度目の完封劇。適時失策で試合が決まる

パ・リーグ インサイト

2018.4.26(木) 21:20

千葉ロッテマリーンズ・涌井秀章投手(C)PLM
千葉ロッテマリーンズ・涌井秀章投手(C)PLM

楽天生命パークで行われた楽天と千葉ロッテのカード最終戦。昨夜のゲームは延長10回表に千葉ロッテが4点を挙げて連敗を5で止めた。久しぶりの連勝が懸かるマウンドにはエース・涌井投手が上がる。楽天との開幕戦では7回無失点の好投を披露しただけに、再び楽天打線を抑えて2勝目を手にしたい。

一方3連敗中の楽天は、辛島投手を先発マウンドに送る。今季3試合に先発し、防御率2.55と好成績もいまだ白星がない。昨季相性の悪かった楽天生命パークで今季初白星を手にし、チームを連敗脱出に導きたい。

注目の立ち上がり。楽天・辛島投手は安打と四死球で2死満塁のピンチを招くが、6番・清田選手から空振り三振を奪って無失点。対する千葉ロッテ・涌井投手は初回を3者凡退で終え、完璧な立ち上がりを見せた。

試合は3回表の千葉ロッテの攻撃中、意外な形で動いた。2死から3番・中村選手が内野安打で出塁すると、続く井上選手が放った飛球を楽天の中堅手・オコエ選手がまさかの落球。この間に1塁走者の中村選手が生還し、千葉ロッテが思わぬ形で先制点を挙げる。

援護をもらった涌井投手は、そのまま9回まで投げ切った。楽天の先発・辛島投手も7回1失点(自責0)と善戦し、後を受けたハーマン投手、松井投手も無失点で切り抜けたが、両打線が沈黙して試合は動かず。結局、涌井投手が9回裏を3者連続三振で締めて完封を決め、試合は1対0で千葉ロッテが勝利した。

久々の連勝を飾った千葉ロッテは、先発の涌井投手が移籍後2度目の完封。1点のリードを守り切って2勝目を手にした。敗れた楽天は投手陣が1点も与えなかったが、適時失策に加え打線がわずか2安打に終わり、完封負けを喫した。

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