大谷101マイルは今季球速8位タイ、「こんな剛速球は御免」
メジャー自己最速となる101マイル(約162.5キロ)を記録したエンゼルス大谷翔平。24日(日本時間25日)の敵地アストロズ戦で見せた剛速球は現地でも話題となり、米メディアも今季先発投手として最速となったことを伝えた。
大谷は5回のレディックの打席で101マイルを2度計時。また3回のレディックの打席では100.6マイル(約161.9キロ)で空振りを奪った。このボールは周囲の驚嘆を誘い、MLB公式インスタグラムでも「こんな剛速球は御免だ。101マイル」との言葉とともに動画を紹介。ファンからは「彼の動作は単純に美しい」、「なんてことだ」、「101マイル? 正気か?」、「この男は本物だね」、「彼にできないことって何だろう?」など多くの反響が寄せられている。
MLBのデータ解析システム「スタットキャスト」によると、25日(同26日)時点で大谷が計時した101マイルは今季の球速ランキングで8位タイ。1位はカージナルスの新星ジョーダン・ヒックスで101.7マイル(約163.7キロ)となっている。
今季メジャーデビューした21歳の救援右腕はここまで10試合に登板し、1勝0敗、2ホールドで防御率0.69。ヒックスは同ランキングで上位を独占しており、トップ7のうち6球がランクインしている。また、過去に世界最速の105.1マイル(約169.1キロ)を記録しているヤンキース守護神アロディス・チャップマンは25日のツインズ戦で計時した101.3マイル(約163.0キロ)が5位に入っている。
本塁打飛距離も上位にランクイン
大谷はその2投手に続いて8位タイに101マイルが2球入っており、先発投手では最も速い数値となっている。また「スタットキャスト」によると、見逃しストライクを奪ったボールとしては今季メジャー最速。また2球の101マイルのうち1球は、打者の体感速度が102.6マイル(約165.1キロ)と算出されており、ランキング上ではトップとなっている。
右腕はその日の登板で6回途中4失点で3勝目を逃したが、ポテンシャルの一端を披露したことで米メディアからの期待も上昇。地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」は「彼はもっと力強く、もっと向上する」とレポートしていた。
ここまで打者として3本塁打を記録している二刀流右腕は、本塁打の飛距離も現時点で450フィート(約137メートル、6日アスレチックス戦)でメジャー15位にランクイン。その規格外の才能はメジャーでも衝撃を与えている。
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